2016年10月13日 第42号

 サスカチワン州レジャイナ市で7日、飼い犬が突然7歳の少女を襲った時の様子を、助けに入った祖母がメディアの取材に語った。

 それによると、床に落ちていた手袋を拾おうと屈んだ少女に、体重30キログラム前後の犬が突然、襲いかかった。その寸前まで、犬には興奮している兆候はなかったという。

 犬は少女のポニーテールを咥え、まるでぬいぐるみ人形のように少女を振り回した。現場に居合わせた祖母のイーレ・ピーターズさんはとっさにそばにあった棒で犬の頭を打ったが、今度は彼女に噛みつき、離れようとしなかった。自由になった少女は隣家に逃げ込み、警察と救急隊員が到着するまでそこにいた。

 ピーターズさんは腕に32針のけがを負い、皮膚移植も必要になるかもしれない状態。

 彼女によると、3歳になるこの犬は生後6週の時からこの家に飼われているが、今まで人を襲うようなことは1度もなかったという。ピーターズさん自身は、家族がこの犬を飼いつづけたいと思うなら、それはそれで構わないとしているが、家族の1人は殺処分にするつもりだとメディアに話していた。

 

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