2016年8月25日 第35号
ブリティッシュ・コロンビア州ローワーメインランドの公共交通機関、スカイトレインに新型車両が導入された。
3世代目となるマーク3型車両は4両編成が7本、約9100万ドルをかけて製造され、エキスポ・ラインで18日から運行が開始された。なお、この予算は現在、建設が進んでいる新線、エバーグリーンラインの予算に組み込まれている。
ボンバルディア社製のこの車両の、先代との大きな違いは、車両間の連結通路がほぼ車両幅いっぱいに広げられたため、4両編成でありながら車内は、ひと続きの空間のようになっていること。これによって乗車後の移動が楽になり、どの車両から乗り込んでも、降車駅に着くまでのあいだに都合のいい出口へ向かうことが容易となる。また両端の車両は、カナダ・ラインのように一部の座席が撤去され、自転車やベビーカーを持ち込みやすくなっている。
その一方で、座席は先代のマーク2型と同じデザインを使用、統一感を出している。また、マーク2型で5年以上使用しているこの椅子は、非常に丈夫で長持ちすることも証明されている。
また、より効率の良い空調機器と車両の密閉度により、高いエネルギー効率と車内の騒音低減が実現できているほか、従来型より20〜50人多い乗客を収容できると、運行を担当するトランスリンクは説明している。