カナダポストは10日、郵便配達はしばらくの間、通常通り行うと発表した。労働組合との労使交渉は合意には至っていないものの、継続的に話し合いが行われているとしている。

 カナダポストは先週、労使交渉がまとまらない場合は8日にも施設封鎖もあり得るとして、72時間前通知を発表。金融機関など郵便が配達されなくなった場合の対応などに追われた。

 その後、施設封鎖を11日に延期と発表したが、施設封鎖を実施した場合、小包などの配達が民間業者などに取って代わられ、顧客離れが進む可能性があるとの警戒感から施設封鎖は行わないとの対応を発表した。労組側との話し合いを継続し、郵便配達も通常通り行う。労組側も今のところ、ストライキの予定はないとしている。

 労使交渉は年金と給与基準が最大焦点で、両者が歩み寄れるかがカギとなっている。労使交渉がまとまらなかった場合、郵便停止の可能性もあるとしている。

 

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