ハルジット・サージャン国防相は10日、アメリカのアッシュ・カーター国防長官と会談し、イスラム国に対しこれからも協力していくことを確認したと語った。

 ベルギーのブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)の国防大臣会合に出席したサージャン国防相が会談後、記者団に語った。

 アメリカ国防省はカーター国防長官の声明として、カナダがイラクでの地上訓練任務にこれまでの3倍の兵士を派遣することに感謝するとともに、人道的支援を拡大することも称賛した。また、引き続き燃料補給機や偵察機を配備することでもカナダの貢献を強調した。

 自由党政権はこの2日前に、イラクとシリアでのイスラム国への空爆参加をことし2月22日までに終了し、現在派遣している空爆機6機を撤退させると表明したばかりだった。

 イスラム国対策はアメリカ主導で行われ、NATOは公式にイスラム国攻撃に参加していない。ただ参加国に対する支持は表明している。

 

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