企友会、日加商工会議所共催ゴルフ大会

 

6月29日、恒例の企友会、日加商工会議所共催のゴルフ大会がメドーガーデンズ・ゴルフコースで開催された。当日は雨天の予想だったが、辛くも曇り空にとどまり、むしろ暑くもなく格好のゴルフ日和となった。日頃のビジネスの中での『英語の兜』を脱ぎ捨てて、日本語の『あうんの呼吸』のコミュニケーション。日本から7人の特別参加もあり、総勢45人、12組がにぎやかに、和やかに、熱き思いを胸に秘めスタートした。

 

 

スタート前の全員集合

  

スタート前は『旅行前のようなわくわく感』終われば『反省』いつものパターン

 伝統あるトーナメントともなれば、前夜はなぜか寝つきが悪い。最近、開眼したスイングのことや、ライバルのこと、コースの映像などが浮かんでは消える。  スタート前のパターグリーン上での練習の時、期する思いは胸にしまい、会話は知らず知らずのハイテンション。結果はまだわからないこの時間がたまらない。「あまりに正確なショットばかりじゃ面白味にかける。右へ行ったり、左へ行ったりするから楽しいんだよ」、「それ、って、負け惜しみじゃない?」…、ゴルフの時ならではの冗談が、殻を破りコミュニケーションを円滑にする。分別ある歳になってから異文化のカナダで出会った仲。日本での友とはまた違う絆を結ぶ機会でもある。初対面であってもお互いの殻を破り、親しみを覚えられるのは、どんなに気取ってみてもミスショットが自分をさらけ出すからだろうか。ゴルフを通じての親しみの熟成度は急速に進むものだ。

 

 

スタート前のパター練習グリーンでは、近況報告、情報交換に話も弾む

  

名物『塚本システム』によるダブルペリア方式のハラハラ、ドキドキの成績発表 

 練習不足やミスショットが、逆に評価されることがある。必ずしもスコアの良いものが勝てるとは限らない。上手でも下手でも一様にチャンスはめぐってくる。それがダブルペリア方式によるハンディキャップの付け方だ。  しかも、この大会ならではの固有の方法で、成績発表のディナー会場を盛り上げる。それが『塚本システム』。企友会理事の塚本隆志さんが開発したオリジナル。まず、プロジェクターで全員のスコアが映し出される。次に、会場から任意の12個のホールナンバーの数字を集め、順次、コンピューターに入力される。すると、次々に順位が変わっていき、会場は悲鳴にも似た声も上がり、さらに盛り上がる。

 

 

こちらはゴルフの話より「ショッピング情報?」それとも「おしゃれ談議?」

 

日本からの特別参加のお客様も安心プレイ  

 この日は、企友会メンバーの村上顕さんの竹馬の友7人が、四国・松山からバンクーバー観光に来ていて特別参加。メドーガーデンズ・ゴルフ・コースの日本人係員が手際よくサポートしていた。このコースは、日本人がオーナーのためか、いたるところに日本的な気配りが感じられる。ゴールデン・イヤーズ・マウンテンを望む広々としたコースには、池、木々、バンカーを巧みに配した美しい展望。このロケーションをいかして、結婚式を挙げる人や、家族や友人との会食に利用する人も増えているそうだ。また、コースのすぐそばまでハイウエイがつながり、バンクーバーのダウンタウンから車で約45分。アクセスのよさも特筆ものだ。

 

 

男子ベストグロスのAkira Murakamiさん(左)企友会会長 Masa Matsubaraさん

 

男子ネット優勝のMamoru Sasagawaさん(左)企友会会長 Masa Matsubaraさん

 

女子ベストグロスのSeri Nagaiさん(左)企友会会長 Masa Matsubaraさん

 

女子ネット優勝のKiyoko Cimonさん(左)企友会会長 Masa Matsubaraさん

 

特別参加の四国・松山からのお客様

 

 

 

今大会の結果

男子ネット優勝(総理大臣杯)     Mamoru Sasagawaさん

     2位            Masahito Yamamotoさん

     3位            Shinya Mikawaさん

 

女子優勝(総領事杯)         Kiyoko Cimonさん

男子ベストグロス(日加商工会議所杯) Akira Murakamiさん

女子ベストグロス(企友会杯)     Seri Nagaiさん

   

(取材 三島直美)

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。