Blinded By The Light • Angel Has Fallen • One Cut Of The Dead


 

Blinded By The Light

主役のカルラ 2019© Warner Bros. Pictures 

スプリングスティーンが人生を変えた

今年のサンダンス映画祭で長いスタンディング・オベーションを受けた映画。原作は英国ジャーナリスト作家・サルフラズ・マンゾーアの回顧録。舞台は1987年のイギリスで、主人公はパキスタンから移民しイギリスで育った16歳の少年、サルフラス(ヴィヴェーク・カルラ)。イスラム教徒であったため度々人種差別を受け、目立たないように生きてきた彼だったが、初めてブルース・スプリングスティーンの歌を聴いて大きな衝撃を受ける。 歌詞から勇気づけられ、厳格な父親に挑戦し、作家になる夢を見つける。監督は『ベッカムに恋して』『高慢と偏見』で有名なグリンダ・チャーダ。女性監督ならではのいつの時代でもアイドルは必要と気づかせてくれる作品。

PG 1:58 hr

上映:Scotiabank Theatre, Cineplex Cinemas Park Royal & VIP, SIlverCity Riverport, Cineplex Cinemas Coquitlam & VIP, Cineplex Cinemas Langley, Landmark Cinemas New Westminster

 


 

Angel Has Fallen  

バトラー(左)とフリーマン 2019© Lionsgate

男性向けのアクション・サバイバル映画 

2016年のアクション映画『エンド・オブ・キングダム』の続編で、監督はリック・ローマン・ウォー、主演はジェラルド・バトラー。マイク・バニング(バトラー)は、アメリカのシークレットサービスに従事し、アラン・トランブル大統領(モーガン・フリーマン)の警護をしていた。だがある日突然、FBIから大統領暗殺疑惑をかけられてしまう。仲間やFBIに追われながらマイクは、背後にある陰謀を自力で解明しようとする。

14A 2:01 hr

Scotiabank Theatre, Cineplex Cinemas Marine Gateway & VIP, Cineplex Cinemas Park Royal & VIP, Cineplex Cinemas Metropolis, SIlverCity Riverport, Cineplex Cinemas Coquitlam & VIP, Cineplex Cinemas Langley, Landmark Cinemas New Westminster

 


 

One Cut Of The Dead(カメラを止めるな!)

一日限定のアンコール上映

迫力あるシーン 2019© VIFF

怖くて見逃せないゾンビ映画 

昨年のバンクーバー国際映画祭で好評だった恐怖映画で、監督は初長編デビューの上田慎一郎。ゼミナールのワークショップでシナリオを作り、監督・俳優養成スクールのシネマプロジェクトとしてスタートした作品にもかかわらず、日本だけでなく海外でも賞を受賞している優秀作品。ゾンビ映画の撮影中に本物のゾンビが登場し、襲われて逃げ回る俳優、最後まで気がつかない監督など、一人一人が襲われていく様など怖さの裏にコメディ要素も含まれている。低予算で良質なアイデアを含むインディーならではの楽しい作品。

19+ 1:36 hr

上映:Vancity Theatre
9月17日(火)   6:30 PM
9月17日(火)   8:30 PM

(文 ジェナ・パーク)

 

映画 年齢制限
PG 保護者の同伴が望ましい。
PG-13 13歳未満は保護者の 注意や指導が望ましい。
14A 14歳以下は保護者の 同伴が必要。
18A 18歳以下は保護者の 同伴が必要。
19+ 19歳以上のみ。
G 制限なし。 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。