日本人のためにデザインされたワークショップで、短期間で大幅な上達を
![]() 多彩なアクティビティー、イベントもLTCの魅力の1つだ |
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日本からワーホリなどで来た学生のほとんどは、少なくとも1度はESL スクールなどに通った経験があるだろう。しかし、そこで自分が英語を話せるようになったと感じることが出来る学生はそれほど多くないのではないだろうか。 かく言う私もその1人だが、今回はそんな日本人のスピーキング力の問題に取り組むランゲージトレーニングセンターを紹介する。
(取材 前田一也)
受け放題の1対1カンバセーション
ランゲージトレーニングセンター(LTC)で受けられる1回1時間のカンバーセーションクラスは、基本的に1対1の個人レッスン(希望者はグループでも 受けられる)。しかも$180で何回でもレッスンを受けられる1カ月受け放題となっている(次に紹介するワークショップを受ける場合はさらに$350必 要)。個人レッスンの価格にしてはかなりの割安だが、これは「カンバセーションクラスは本来無料であるべきだ」という校長の考えによるものだ。
日本人のスピーキングの問題に特化したワークショップ
LTCが他のカンバセーションクラブと一線を画する点は、ワークショップだろう。これは特にスピーキングが苦手な日本人の学生に対し、いかに能率的、効 率的に英語を学ぶかに焦点が当てられた内容になっている。日本人の英語の問題に特化しているので、多国籍の学生を対象にした他のものに比べ、効果的な方法 であると言えるだろう。
ワークショップでは、発音、語彙、文化、会話内容の4つのトピックを中心に行われる。発音は、「R」と「L」や「T」「P」「TH」など日本人が苦手と するものを中心に。語彙は単に辞書での日本語の直訳を覚えるのではなく、英語スピーカーはそういう時は何というか、といった辞書に頼らない学習法を、日本 とカナダの文化や会話スタイルの違いなどを交えて学ぶ。
例えば日本人の多くが英語が話せてもロボットみたいで、ネイティブにとっては不自然な英語になってしまうのは、日本語を単に英語に訳して話していること が原因であるという。また、日本にいるカナダ人が日本語でカナダのアイスホッケーの話をしていても日本人が理解出来ないように、日本人がカナダ人同士の会 話が分からないのは、単に英語力よりも会話の内容が身近でないためという。ワークショップでは、日本語の直訳でない語彙力をつける学習メソッドや、日本と カナダ文化、口語と文語などの違い、さらにはカナダ人が話す話題などを学ぶことで、実践的なスピーキング力をつける方法を学ぶことが出来る。
豊富なアクティビティー・イベントで楽しく学ぶ環境を
学んだことを実践し、何よりも英語を学ぶことを楽しむ環境を作るという考えから、LTCでは、さまざまなアクティビティーやイベントが行われている。ま た、生徒により身近で気軽に利用してもらえるようにLTCはミクシィ、フェイスブックにコミュニティーを持っており、イベントの様子などはそこで随時見ら れるようになっている。
掲載:2010年5月20日 第21号
Language Training Center | |
◆住所:3456 Bridgeway, Vancouver, BC V5K 1B6 |
![]() 1対1カンバセーションの様子 |