すぐに子供に教えたくなる!

今年4月、いよいよ英語が必修となった日本の公立小学校。児童英語指導者のニーズがますます高まるなかで注目の資格がJ-SHINEだ。

そのJ-SHINE取得プログラムをInternational Houseで受講した学生に感想を聞いてみた。「教師になりたいと思ったことは一度もなかったのに携わりたいと思うようになりました」(ユカリさん)、「英語だけでなく何かを習いたくて受け始めたけれど、『英語を教えること』が面白いと思い始めました」(サユミさん)。彼らが教えたくなった理由は何だろう?






やさしい英語表現や楽しく教えるアイディアがわかった

子供に英語を教える目的がつかめた

ゲームや替え歌など子供が楽しめる工夫や、スムーズに授業に引き込む導入スキル、子供の発達に即した指導法など、すぐに使える実践スキルが盛りだくさんの講座<パート1:児童英語教師養成講座>。
<パート2:小学校英語指導者養成講座>の武井麻美先生の授業では、どうして小学校で英語指導なのか、どんな人間に育ってほしいのか、教育の根底にある子供たちへの願いを見つめさせてくれる。
武井先生が実際に日本の小学校で教えていた際のビデオも貴重な学習材料だ。その一つに、児童が自分のプロフィールを作成し、好きな食べ物やスポーツを聞き合うアクティビティの映像がある。質問を相手自身の事を聞く設定にしたことで、授業の後、児童から「友達のことがわかってうれしかった」と感想が聞かれた。武井先生が受講生に力を込めて語る事の一つが「授業で用意した言葉をオウム返しさせるのでなく、子供の思いや感情の入った本当のコミュニケーションを」。そうした生きた授業が子供たちの心の糧となっていくのだろう。

 

プログラム受講だけで生徒の前に立てる?

「すべては授業の準備にかかっています」(武井先生)。英語のスキルが今ひとつでも、授業の準備がしっかりできていれば、十分に指導していけることは「実証済み」。懸命に準備に励んで、教師経験のある受講者とも同じようにデモレッスンをやりこなしている受講者の姿が武井先生の目に頼もしく映っている。 

 

カナダにいながら子供に英語を教えられる機会がある

バンクーバーおよび近郊で、移民の児童対象のESLクラスにアシスタントとして50時間の経験を積むことができるほか、夏休みにはカナダに語学研修に来る子供たちを相手に海や昆虫などテーマに沿ったカリキュラムで教えるチャンスがある。

 

教育現場を熟知した武井先生からのメッセージ

「日本の小学校英語 教育には、まだほんの少しの教材しか用意されていません。それは個々の教師が子供たちに伝えたいことを盛り込んでクリエイティブに授業ができるチャンスなんです」。群馬県の小学校英語教育研究員、小中学校の英語教師の経験に裏付けられた武井先生の言葉だ。

 

International House

プログラムの詳細はInternational House Vancouver

http://www.ihvancouver.comを参照のこと。

EメールThis email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.(日本語可)



 

 


 

 

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。