2019年11月14日 第46号

10月28日、バンクーバー市内のリステルホテルバンクーバーで、木曜会およびBC州日加協会の主催により、日本の内閣府が実施する「歩こうカナダ、語ろうニッポン(Walk in Canada, Talk on Japan)」の一行を迎えての昼食会が行われ、主催者側関係者、カナダ連邦政府、BC州政府、その他経済関係者など約50人が参加した。

 

駐カナダ特命全権大使を務めた門司健次郎氏が一行の団長を務める

 

今の日本の姿を民間交流で伝える機会

 「歩こうカナダ、語ろうニッポン」は、「民間人による草の根の国際交流」を目的に、一般公募で選出された市民と有識者でチームを編成し、北米各地を回り、各自の視点で捉えた日本の今を語る取り組みである。

 26回目となる今回の訪問団は、2015年から2017年に駐カナダ特命全権大使を務めた門司健次郎団長率いる団員4人、梯慶太さん、黒崎美穂さん、ジョナサン・バークシャー・ミラーさん、松中咲樹さんで構成された。世界的に重要な事柄に焦点を当てた団員のテーマは、各々、グローバルな事業展開に有効な視点、気候変動、外交・安全保障、ヒューマニティである。訪問団のメンバーには長く社会経験を積んだ社会人から学生までと多様性を持たせている。

 

門司健次郎団長が伝えた三つの柱

 昼食会は、主催者側でオーガナイズを担当したアンジェラ・ホリンジャーさんによる司会進行で、門司団長が挨拶に立った。門司団長は、離任して2年が経つが、大使時代に日加関係において重視した「経済、安全保障、文化交流」の3本柱の全てにつき進展が見られたと述べ、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP:いわゆるTPP11)を重要な成果とした挙げた。今後、これらをベースに経済関係の更なる進展を呼びかけた。また、アジア太平洋の安全保障に対するカナダのより積極的な関与に歓迎の意を表した。人的交流に関しては、カナダへの日本人留学生が増加し、ジェットプログラムでの渡日経験カナダ人は9千人を超え、訪日カナダ人旅行者は昨年33万人と好調に推移している。残念なのは日本からカナダへの旅行者が減っていること。友好関係にある日本とカナダとの間で「歩こうカナダ、語ろうニッポン」の訪問も含め更に交流を深め、より親密な関係にしていきたいと抱負を述べた。挨拶の締め括りとして、ラグビーワールドカップ2019を開催中の日本を襲った過去最大級の台風第19号によりカナダの最終戦は中止されてしまったが、カナダチームは日本に留まり、被災地で台風の被害を片付ける被災者の支援に当たった点に触れ、「カナダチームの貢献は日本全国に広く報道され、被災地の住民のみならず日本国民全員が深く感謝した。改めてカナダチームおよびカナダに感謝申し上げる」と述べ、その後団員からの発表に移った。(団員からのプレゼンテーションはレセプション記事にて紹介する)。

 一行は昼食会の後、ブリティッシュ・コロンビア大学でプレゼンテーション、そして夜には羽鳥隆在バンクーバー日本国総領事主催レセプション出席と多忙なスケジュールをこなした後、トロントに移動、その後、アメリカに渡り、ニューヨーク、ニュージャージーを訪問した。

(取材 平野香利)

 

司会進行する木曜会会長のAngela Hollingerさん

 

ジョナサン・バークシャー・ミラーさんが東アジアの安全保障問題を語った

 

黒崎美穂さんの発表に耳を傾ける参加者たち

 

 

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