2019年6月27日 第26号

試合終盤、MFレイナが決めたフリーキックからのスーパーゴールでホワイトキャップスが引き分けに持ち込んだ。

6月22日、今月唯一のホームゲームは、西カンファレンス下位に沈むコロラド・ラピッズとの対戦。ホワイトキャップスとしては7位圏内に浮上する絶好の機会だった。

 

この日もMan of the Matchに選ばれたDFアドナン(#53)。Photo by Preston Yip

 

6月22日 (BCプレース:19,893)
バンクーバー・ホワイトキャップスFC 2―2 コロラド・ラピッズ

 

 試合開始8分、ラピッズがコーナーキックからゴールを決め先制。20分にはFWシンヤシキのゴールで2-0とラピッズがリードした。しかし前半ロスタイムにペナルティキックのチャンスを得たホワイトキャップスはFWモンテロが決め2-1。後半に入りフリーキックのチャンスでMFレイナがゴールを決め2-2と引き分けた。

 

今ある戦力を最大限に:ドスサントス監督

 MFレイナ(#29)が80分にフリーキックのチャンスで直接ゴールを狙ったシュートは、左のポストに当たってネットに吸い込まれた。試合を引き分けに持ち込むスーパーゴールで、なんとか勝ち点1をもぎ取った。

 試合序盤に2失点。これ以降、ホワイトキャップスが圧倒的に試合を支配する展開だっただけに、ドスサントス監督は序盤の2失点を悔やんだ。

 この日は、現在アメリカで開催されているゴールドカップにカナダ代表として招集されている4選手を含め、5選手が抜けていた。中でもセンターバックとゴールキーパーを欠き、「ディフェンスが試合の中でポジションに適応している間に失点した感じだった」と監督は振り返った。その後、ボール支配率もホワイトキャップスが70パーセント近くあり、25分以降は失点も許していないことを挙げ、勝ち点1を取れたことはよかったけど、勝てない試合ではなかったと語った。

 レイナのゴールについて聞かれると良くやったと称え、「ああいうゴールを決められることに驚きはないよ。いつもよく練習をやっているからね。もう一つのフリーキックも決められると思った」と語った。

 6月は厳しいスケジュールでアウェーが続く。主力を欠いた中での戦いとなるが「いない選手を嘆いても仕方がない。今ある戦力を最大限に生かして戦う方法を考える方が得策」と前を向いた。

 

ラピッズの元キャップス選手にファンから声援

 昨季までホワイトキャップスでプレーしていたFWカマラとMFメズキーダがラピッズとしてBCプレースに帰ってきた。

 試合開始前に先発選手として名前が呼ばれると、会場からは大きな拍手が起こった。ファンの歓声に応えるように、メズキーダはコーナーキックに向かう時、両手を挙げてファンに向かって拍手をした。

 その直後、メズキーダのコーナーキックからラピッズが先制。2点目をアシストしたのもメズキーダとカマラ。ホワイトキャップスのファンにとってはほろ苦い引き分けとなった。

 

7月はカナディアン・チャンピオンシップも含め7試合

 現在開催されているCONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)主催ゴールドカップ。カナダは23日、キューバに7-0と大勝し準々決勝に駒を進めた。このゴールドカップは7月7日に決勝を迎える。

 それと入れ替わりに始まるのが、各国のクラブチーム代表を決める国内大会。カナダではカナディアン・チャンピオンシップ(CC)が本格化する。

 すでに下部リーグチームが予選を戦い、MLSホワイトキャップス、モントリオール・インパクトは準々決勝から、昨年優勝したトロントFCは準決勝から参加する。ホワイトキャップスは7月10日と24日にカヴァルリーFCと対戦。バンクーバーでの試合は24日となる。

 このCC2試合を含め7月は7試合、ホームでは3試合が予定されている。現在、ホワイトキャップスはレギュラーシーズン17試合を終え4勝6敗7分、勝ち点19で西カンファレンス10位。ただ8から10位までは勝ち点で並んでいる。

 

5月のホームゲーム

7月13日(土)7pm  スポーティングKC戦
7月20日(土)7pm  サンノゼ・アースクエイク戦
7月24日(水)7:30pm カヴァルリーFC戦 (カナディアン・チャンピオンシップ)

(取材 三島直美)

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。