2017年12月14日 第50号

晩秋の長雨が止んだ12月3日日曜日、『スティーブストン日加文化センター』の創立25周年祝賀会が開催された。1992年、現会長のケルビン・ヒゴさんをはじめ地元の多くの人々の熱心な運動によって設立。日系人を縦糸に、多文化の人々を横糸に編み込み、独自の綾をもつコミュニティセンターに育ってきた。なかでも、中心的な日本語学校では、様々な文化背景を持つ子弟たちが、集い、学び、巣立って行った。この祝賀会の企画運営したのも、日本語学校のスタッフをはじめ生徒の保護者、シニアとアダルトクラスの生徒、ボランティアたち。多彩な催し物を行ない、のべ200人を超える参加者で大いに盛り上がった。

 

スティーブストン日加文化センター

 

「なつかしい!」、「ワオ〜!」…の感嘆詞続出

 お習字コーナーでは、むしろ大人たちが列をなし、「ひさびさです」「初めての体験です」などの声。書道クラブを主宰する本校教師の豊田真子さんが手を添えたり、お手本を見ながら来年の干支『戌』『犬』などの文字に挑戦していた。

 となりのテーブルでは、折り紙。子どもたちといっしょになって楽しみ、その作品を大切そうに持ち帰っていた。

 現代の日本文化ともいえる『コスプレ衣装』に身を包んだ生徒たちのグループがいたり、富士山と桜の写真をバックに合成する『記念撮影コーナー』、また、和歌山県人会の盆栽クラブの作品、草月流の生花には「ファンタスティック!」の声。熱心に細部を覗き込んでいた。

 和太鼓で会場を盛り上げていたのは、ホーン・カサンドラ七海(14歳)さんとホーン・ディナ日加里(19歳)さん姉妹。全身を揺さぶられるような和太鼓の響きには圧倒される。

 お茶の席は、武者小路千家の茶道を学んだ元本校の校長先生、中元優子さんを中心に、同好会のメンバーが整え、英語のナレーションを交え、文字どおり手取り足取りで作法を教えていた。お客さま席も満席。低学年の子供も熱心に見ていたのが印象的だった。中元さんは、スティーブストンのサーモンフェスティバルや、地元の高校などにも出かけワークショップを実施している。茶道に興味のある方は、メールThis email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.まで。

 聴く者をうっとりさせるハープの優しいメロディを奏でていたのは、ハーピストの庄司蛍乃佳さん(16歳)。9歳から習いはじめ、いまでは世界大会にも出場する注目のハーピスト。彼女の目標は、「ヨーロッパでのメジャーデビューと同時に、自閉症などで苦しむ人や家族の方々への癒やしの音楽として演奏をしたい」という。 www.honokaharp.com 

 

大盛況の祝賀会ができたことに、心よりお礼を…

 来場者のお出迎えや、ボランティア、先生方への細やかな指示、出会う人ごとにあいさつを交わすなど、大忙しだったスティーブストン日本語学校の鈴木知子校長。 職員を代表して、「たくさんの方々にご来場いただき、ほんとうにありがとうございました。ここスティーブストン日加文化センターは、皆様のご厚意に支えられて運営されています。この場所をコミュニケーションを深め、広げるための場としてお気軽に、積極的にご利用くださるようご案内します。そして、さらなるご支援をお願いいたします。また、この日の大盛況を支えてくださったボランティアの方々へ心よりお礼申し上げます」と述べていた。

(取材 笹川守)

 

玄関の生花の前で。鈴木知子校長

 

ハーピストの庄司蛍乃佳さん

 

習字に初トライ!

 

手取り足取りで作法を教える中元優子さん

 

 

 

今週の主な紙面
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