午後7時30分、山城猛夫氏による尺八の生演奏が参加者を出迎える中、会が始まった。
隣組理事長の岩中デリック氏の開会の挨拶に続き、グランビルアイランドの日本酒で有名な、CMC・酒・ワイン・マーチャンツの白木正孝氏から、日本酒のテイスティングについて「日本酒は英語に訳せばライス・ワイン。ですからワインのように色、香り、味を楽しみます。また空気と触れることによって、その香りが変化していきます」と簡単な解説があった。
また当イベントの公式スポンサーである在バンクーバー日本国総領事館の伊藤秀樹総領事は、隣組が長年、幅広い世代のニーズに対応した社会的サービスとプログラムを提供し、当地の日系コミュニティの発展に貢献してきたことに対して感謝の意を述べるとともに、今回のイベントが、日本酒をより多くの人に知ってもらう良い機会だと挨拶を述べた。
今回は日本酒サプライヤーと醸造元10社から、30種類以上の日本酒や梅酒が用意された。また日本食や洋食レストラン、そして日本国総領事館からも前菜が提供され、参加者は様々な日本酒の味、香りとおいしい料理を楽しんだ。

(取材 平野直樹)

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