2017年5月25日 第21号

 

今季好調のMFテチェラ。この日もダイレクトなボレーシュートで先取点を決めた

 

5月20日(21,020)
バンクーバー ホワイトキャップスFC  2 - 0  スポーティング・カンザスシティ

 

前半20分、相手の決定的なゴール好機をディフェンス陣の徹底的な好守で乗り切ると、前半終了間際40分MFテチェラ(#13)がボレーシュートを決め先制。2点目は後半に入った67分。コーナーキックをDFパーカー(#26)がヘッドで合わせ2‐0。そのままリードを守りきり勝利した。

 

積極的な攻めがチャンスを生む

 とにかくゴールが狙えるチャンスがあれば、積極的にシュートを放った。相手GK の好守に阻まれ、結果的に2点に終わったが、圧倒した印象の試合だった。ロビンソン監督も「最高にきれいに決まったゲームというわけではなかったが、後半はすばらしかった」と記者会見で振り返った。

 1点リードで迎えた後半。序盤から積極的に攻めた。53分、FWモンテロ(#12)がPKを失敗はしたものの、それでも怒涛の攻めを続け、勝利をもぎ取った。

 相手は西カンファレンス首位。今季ここまで大きく崩れることなく、わずか2敗。開幕から、とにかく勝てない試合が続いたホワイトキャップスとは対照的だが、この日見せた首位相手の内容は、これから上昇するのでは、との期待を感じさせる試合だった。

 この日は、4週間連続アウェーを終え、1カ月ぶりとなるホーム。アウェーの4試合を合わせて5試合連続で、同じ先発、同じフォーメーションで戦った。結果は、アウェー4試合は全て1点差の2勝2敗。そして、この日は2‐0の圧勝。うまく機能しているようだ。

 フォーメーションは、それまでの4‐2‐3‐1から4‐1‐4‐1に変更。カギは、ディフェンスの前のMFラバ(#15)。ここを2人から1人にしたことで、攻撃に積極性が生まれた。

 「うまく機能している」と監督。基本的には、ケガなどの影響でフルで戦える選手に限界があるという裏事情もあるようだが、「これで、選手がケガから戻ってくれば、チーム内で激しい競争となる。チームにとってはいい状態で、自分にとっても、うれしい悲鳴となる」と、うっすら笑顔がこぼれた。

 ただ、ラバがこの日、警告を受けたため、これまでとの合算で、次の試合は出場停止となる。さらに、短い間隔で試合が続くため、選手の起用も難しくなる。監督は「(普段先発機会の少ない)選手にとってはチャンスになるだろう」と語った。

 

これから3試合ホームが続く

 「ホームでいい試合を見せられて良かった」と監督は語った。この日、2アシストを決め、シュート4本を放つ大車輪の活躍をみせたベテランMFボラノス(#7)も、「ホームゲームは全て勝つ気でやっている。昨季はホームで負け過ぎた。それがプレーオフに行けなかった要因だった」と、ホームゲーム重視を強調した。

 ホワイトキャップスは5月30日に、カナディアン・チャンピオンズシップ準決勝第2戦をモントリオールでインパクトと対戦する以外は、6月17日までMLSレギュラーシーズンは3試合連続でホームが続く。

 この日の勝利で、ホームでの勝率が3勝1敗1分けとグッとあがり、次の3試合で上昇気流に乗りたいところ。現在チームは5勝5敗1分。西カンファレンス6位につけている。

(取材 三島 直美 / 写真 斉藤 光一)

5月・6月のホームゲーム
5月27日(土)4:00 pm DCユナイテッド戦
6月3日(土)2:30 pm アトランタ・ユナイテッドFC戦
6月17日(土)7:00 pm FCダラス戦

 

ヘッドで合わせ、2点目を決めたDFパーカー

 

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