2016年9月15日 第38号

8月22日〜26日の5日間、グラッドストーン日本語学園で、毎年恒例のサマースクールが行われた。ことしは、最多人数、70名近くの生徒が参加し5教室に分かれて楽しんだ。教員に加え、10名のボランティアの方々に協力していただき、にぎやかなサマースクールとなった。

 

アンパンマン音頭で盆踊り

 

 毎朝必ず行う、ラジオ体操。子どもたちや職員だけでなく、保護者の方々も一緒になって、元気よく体を動かし、一日が始まる。その後は、幼稚園、小学科の各クラスに分かれて、製作活動や、各学年に合ったプリント学習を行う。 

 様々な廃材や、材料を利用してする製作。紙コップを利用して作った風鈴、ストローロケットでは、的を作って、当てあいをし、競争する子どもたち。夏祭り遊びの飾りにと作った提灯や、金魚はとてもかわいらしく仕上がった。小学科では、残暑見舞いカードを作るなど、日本ならではの習慣も学んだ。楽器作りでは、かわいらしいかえるのカスタネットを作り、音楽に合わせてカスタネットをたたく楽しそうな幼稚園科の子どもたち。ヤクルトカップで作るサックスも、なかなかおもしろい音が出て、楽しんだ。

 サマースクールならではの活動も盛りだくさんだ。ミニ運動会や、スイカ割り、近くの公園での水遊び。中でも、子どもたちが楽しみにしているのは、流しそうめん。水に乗って流れてくるそうめんを上手にすくって器に入れる。涼しげで、楽しく、おいしく、いつまででも食べていたそうな子どもたちの様子を見ているのも楽しい。夏祭りでは、「わっしょい、わっしょい。」と、元気よくおみこしを担いだり、盆踊りをしたり、ヨーヨーつりもした。つったヨーヨーを弾ませて、何回できるか競い合ってあそんだ。カレーの材料を切って、おいしいカレーを食べたり、ホットドッグも子どもたちには大人気だった。

 サマースクールでは、普段関わることのない年齢のちがう友達同士との助け合いが特徴だ。小学生が、幼稚園児の小さな手を引いて公園へ行ったり、制作活動や遊びの中で、面倒を見てあげる姿はとても微笑ましかった。生徒、職員、ボランティアの方々、みんなで一丸となって楽しんだことしのサマースクールも、大成功で幕を閉じた。

(記事提供 グラッドストーン日本語学園)

 

流しそうめんを楽しむ幼児たち

 

お神輿を皆で担いだよ

 

皆で作ったカレーはおいしいね

 

ヨーヨー釣れたよ、見て見て!

 

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