デビス杯1回戦 カナダ 対 日本  3月6日開幕!!

 

錦織選手バンクーバー入り!

 

 

 記者会見ではカナダメディアの質問が集中した錦織選手。時折、笑顔をのぞかせリラックスした表情をみせた(Photo by Sam Maruyama)

 

 今、テニス界を激震させている若い2選手、日本の錦織圭選手とカナダのミロシュ・ラオニッチ選手が、今週バンクーバーで激突する。

 舞台は、3月6日に開幕する男子テニスの団体戦デビス杯だ。会場はブリティッシュコロンビア大学ダグ・ミッチェル・サンダーバード・スポーツセンター。急成長する両選手が、国の代表として対戦する見ごたえある試合となりそうだ。

 長らく続く男子テニス界四天王に風穴を開けるとすれば、この二人が最有力候補。そんな世界トッププレーヤーに成長し、お互いよきライバルとして相手を意識している。

 3日の記者会見では、お互いをどう思っているかとの質問が飛んだ。錦織選手は「これまでも多く対戦してきて、簡単には勝てない選手。いいサーブも持っているし、アグレッシブなプレースタイルで、彼との対戦はいつも楽しみにしている」と語った。一方、ラオニッチ選手は、「これまで厳しい対戦もしてきたし、そういう相手がいるのは嬉しいこと。これまで2回東京で対戦して、今回はホームで戦えるので楽しみ」といつも以上に力が入っていた。

 去年のデビス杯1回戦もカナダ対日本だった。会場は東京。今回は日本にとって完全アウエーとなる。カナダの応援団はとにかく騒がしい。去年は3勝した錦織選手。ラオニッチ選手とアウエーでデビス杯を戦うことについては、「いつもと雰囲気が少し違うと思う。カナダだし、彼のホームだし、簡単ではないと思う。でも楽しんでやりたい」と笑顔を見せた。

 以前、バンクーバーに来たことがあるかどうかは覚えていないという。チームメイトの伊藤竜馬選手、添田豪選手、内山靖崇選手は、ウエストバンクーバーのオデュラム・ブラウン・バンオープンに出場した経験を持つ。

 チームメイトと共に、錦織選手がアウエーの中、どういうテニスをみせるのか。去年はシングルスの主力二人を欠いたが、今年はベストメンバーで臨むカナダはホームでどう日本を迎え撃つのか。  日本対カナダ、錦織対ラオニッチの、熱い戦いがバンクーバーで開幕する。

 

 

日本チーム:左から、内山選手、添田選手、植田実監督、錦織選手、伊藤選手 (Photo by Sam Maruyama)

 

 日程などの詳細はテニスカナダHPを参照。
http://archives.tenniscanada.com/daviscup/

(取材 三島直美)

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