日本文化やビジネスを、より良く知ってもらうために

「ジャパン・フェア・アソシエーション・オブ・バンクーバー(JFAV)」は、カナダのコミュニティに日本の文化やビジネスについてより多く知ってもらい、より良い日加関係構築のための地域振興を目指した集まり。 その前身は、相互の関係強化と発展を目指したBC州の6つの日系ビジネス団体、バンクーバービジネス懇話会、企友会(バンクーバー日系ビジネス協会)、日系女性起業家協会(JWBA)、日加商工会議所、バンクーバー木曜会、日加協会が協力して設立したグループだった。

 

 

より快適にアクセス、前売りチケット

入場時の混雑緩和のために、今年も前売りチケットが販売されている。オンライン、または植物園ビジターセンター窓口で割引価格で購入できる。例えば大人料金の場合、通常12ドルのところが10ドル50セントになる。
オンラインの場合は、記事最後にあるジャパンフェアのウェブサイトの「Buy Advance Tickets Online」のボタンから購入できる。ただし販売期限は4月3日いっぱい(もしくは販売数が予定数量に達する)までとなっているので注意。

 

 

 

さらに充実の内容

今年もビジターセンターでは展示・展示販売ベンダーの出展のほか、裏千家淡交会バンクーバー協会による茶道のデモンストレーション、BC州日本酒協会による日本酒ワークショップ、日系盆栽協会によるワークショップなどが行われる。
毎年大人気のフードコーナーには13団体が参加。園内の4カ所に分かれてブースを構え、様々な日本の味を披露する。
また園内チェリーグローブに設置されるパフォーマンスステージでは、両日ともフェア開催時間中、様々なパフォーマンスが行われる。  イベントテントのひとつ「エクスペリエンス・ジャパン(日本を体験しよう)テント」では、浴衣の試着や書道などが、また「生け花テント」では生け花が体験できる。そのほか、「子どもテント」では折り紙など伝統的な子どもの遊びなどが体験できるほか、紙芝居も上演される。

 

 

環境への気配りも、日本文化

そしてJFAVがフェアを通じて紹介しようとしているのは、有形の日本文化だけではない。『身の回りに気を配る』という無形の日本文化の代表例である環境美化・保護も紹介できればと、参加団体の協力を得て、フェアで出されるゴミを全てリサイクル可能なものにする。
日も次第に長くなってきて、いよいよアウトドアシーズンが到来する。その皮切りとして、ぜひとも楽しみたいイベントだ。

 

 

(写真提供 Konstantin Egorov、取材 平野直樹)

 

 

・フェアの詳細については、以下のウェブサイトを参照

http://www.japanfairvancouver.com/

 

・バンクーバー桜祭りの詳細については、以下のウェブサイトを参照

http://www.vcbf.ca/

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。