情報ライン 

9月37号に掲載

単に頭のおかしい人にやられたのでは…。

 ロブソン・ストリートでの出来事についてお答えします。この事件は人種差別などという大げさな事件ではなく、単に頭のおかしな男にからまれただけの事です。近年精神病院では軽い症状の患者の病棟を閉め、患者をコミュニティに出したため、変にしつこくからむ男や、妄想的な考えを持った人達が街の中を歩いているのです。まともに相手をする問題ではありません。このお手紙はバンクーバー・サンにも出ておりました(ご本人が書かれたのだと思います)が、多分「人種差別はどこにでもある」という返答が載っていたはずです。バンクーバーには何度もおいでになったことがあるとのこと、つまり、これまではこういう事件がなかったということでしょう。
 私はバンクーバーに40年住んでいて、子供の幼い頃には混血児の娘の手をひいて街中歩きまわりましたが、何も言われたことはありません。シアトルに住んでおられるからにはご主人はアメリカ人だと思ってよろしいでしょうか。アメリカ人だとして申し上げますが、私がカナダに来た理由は1959年に英国人の夫と結婚した時にアメリカ合衆国からビザを貰えなかったからです。皮膚が黄色であるだけで籍は英国である私にはビザをくれませんでしたが、白人であるドイツ人の女性にはくれたのです。また、日本も人種差別のない素晴らしい国だというわけにはいきません。そもそも人種差別の全くないユートピアなど何百年待っても絶対に実現しないのです。どこに行ってもそういうかんばしくない事実は存在するのであって、それに対応していくことができなければ、人生を生きていけません。そもそもシアトルには黒人(アフリカン・アメリカン)がカナダよりもたくさん住んでいるはずですが、人種差別の問題はないのですか?あるはずです。自分がされたらわかるけれど、他人がされても構わないのでしょうか?
 いずれにしても少し頭の変な男に何か言われたからといって気にすることはありません。ちゃんとした人間に言われなければ構わないのです。
 

(バンクーバー在住・バッツ 操)

情報ラインの目次へ