2016年8月25日 第35号

 当大臣は2000年から2003年までブリティッシュコロンビア州の検事を経て、その後ファーストネーションの事務官を務めた後、2009年にファーストネーション集会長官に任命された。人権問題、先住民条約、教育、健康向上等の多方面に渡り、州政府とファーストネーションの重要なパイプ役を努めた。

 2015年にバンクーバー、グランビル地区から立候補、初当選を果たし、トルドー首相の新政権で重要なポストの就任を果たした。

 今回の訪問の目的は隣組が2014年7月から2015年の7月までシニアを対象とするNew Horizon助成金で運営されてきたIki Ikiプログラム、Senior's Light Houseプログラム視察が主であったが、同じく2015年にSenior Mobility Boostのプログラムで交付された助成金と寄付により購入した、隣組のミニバンのお披露目も同時に行なわれた。

 当日Light Houseプログラム最後日という事もあり、総勢20名以上に及ぶプログラム参加シニア、ボランティアで活気の溢れるセッションを興味深く参観されながら、時には振付け付きで一同で歌う“むすんでひらいて”の歌詞の意味を質問される場面もあった。

 毎週行なわれているプログラムを非常に楽しみにしているシニアのニーズに応じるため、New Horizon for Seniorsの助成金は残念な事に終了となるが、今後も週1回の頻度で同プログラムを継続していく。

 プログラム終了表彰状が各自に付与された後、大臣との記念写真撮影も行なわれた。

 隣組組織自体に対する認識が無かった大臣も、多様性のあるスペース、広いキッチン、図書館、クラフトスペースも然る事、隣組が行なっている様々なサービス、運営しているプログラムにも大変共鳴されていた様子だった。

 ボランティアで運営されているガーデンクラブが8月25日に開催するシソの葉祭についても興味を示されていた。メンバーは有機農産物、シソ等の栽培の他に、日本特有のハーブについて地域住民も参加できるセミナーも行なっている。

 今回の大臣の訪問は、今後隣組が一人でも多くの方にサービスを提供する為にも、政府の補助金が重要であるというアピールをする大変良い機会であったと思われる。  9月からの新規プログラム、イベントに関してのインフォメーションはtonarigumi.caでご覧頂けます。

(文:隣組副理事 ハイディ 浜野)

 

隣組・シニアの皆さん、ボランティアの皆さんと共に集合写真。(前列左から2番目)Bernard Higham・Constituency Coordinator、(前列左から3番目)Jody Wilson-Raybould Minister of Justice、(後列左端)クリス中堀・隣組理事、(後列左から2番目)有馬正子・Light Houseプログラムコーディネーター、(後列左から6番目)Josh Coward・Director of Development

(左から)ハイディ浜野・隣組副理事、Jody Wilson-Raybould・Minister of Justice、Les Fugeta・前隣組事務局長、高科磨理子・コミュニティーサービスコーディネーター

 

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