2018年9月13日 第37号

 会場を埋め尽くす観客と、ステージ上の緊張感あふれるバンド。今年で13回目となったゴスペルナイトが始まった。バンクーバー日系人福音教会、協力教会、そしてそこに集う全ての人が一つになって作り出す大切な時間。ダンス、スキット、メッセージ、音楽で彩られた時間は、あっという間に過ぎた。

 今回久し振りに復活した、教会独自のIYG(インターナショナル ユース アンド ヤングアダルトグループ) バンド。リーダーの1人、松本大樹さんは、ステージでドラムを颯爽と叩き続ける。が、見えない所では準備、片づけ、連絡等、地道に仕事をこなす、教会の貴重な若手の一人だ。教会は楽しいアクティビティもたくさんあるが、色々なボランティア活動を通して、人が成長する場でもある。「大変だったけど、神の力でやり遂げられてよかった。」と感慨深く話してくれた。

 西倫太朗さんは、長期留学したバンクーバーの高校を卒業し、現在はランガラカレッジに通う大学生。二週間前に夏の教会ファミリーキャンプでクリスチャンになる決意をした。キャンプでの集会の後、祈っている時、神自身の手を自分の背中に感じ、すぐそばで神が一緒に祈ってくれていたことがはっきりわかったそうだ。その貴重な経験をみんなの前で語ってくれた。こんな半端もので、罪深い自分でも信じることができた。かけがえのない仲間と神を見つけた教会にみんな、来て欲しい。彼の正直な飾らない言葉は、多くの聞く人の心に響いた。

 特別ゲスト、清水摂宣教師は、カリフォルニアからはるばるゴスペルナイトのためにバンクーバーを訪れた。自分自身大阪からハワイの高校に転校し、苦労した経験を持つ。私達誰もが持つ、自己中心な考え方、行動が、聖書で言われる罪。その罪が許されないと、神からの栄誉は受けられない。その罪を取り除くたった一つの方法が、十字架で死んだイエスを受け入れること。全ての物を造り出した神、人の痛み苦しみ、過去未来を知り尽くした神。その神が、私達一人一人に出会う様、この世界にイエスを送り出した。それが良い知らせgood newsであり、ゴスペルの原点だ。分かりやすいメッセージの後、祈りの時間が静かに流れ、ゴスペルナイトの夕べは終演を迎えた。

 バンクーバー日系人福音教会では毎週日曜日、午前11時と、午後3時、礼拝を行っている。ゴスペルナイトに来た人も、来られなかった人も、大歓迎。詳細は、バンクーバー日系人福音教会 (604)521-7737 まで。

(記事提供 松本 睦)

 

祈りを込めて、演奏するIYGバンド

 


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