2018年1月18日 第3号

バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。


◆足の裏をきたえる その2◆

先月は足の指を動かしたり、足の裏を刺激することがいかに健康づくりに大切なことかをお話ししました。 周りを見渡しても「青竹ふみ」や「健康サンダル(表面に凸凹があってそれが足の裏を刺激する)など「足の裏健康法」は多く見つけることができるはずです。 今回も足の裏、特に「カカト」と「土ふまず」に注目し、どうしたら健康を保っていけるかを、お話ししましょう。

<かかと>→丸くて弾力性があるのが本当。ヨガの観点からいうと、体の中でも中心の「腰」と関連する所で、腎臓のツボ(失眠)もある。 いつも履いている靴のカカトだけ減ってしまう方は、常に重心がカカトにかかっている。そういう方は、必ず姿勢が悪く足の後ろが縮んでいて、腰が痛い、疲れる、体力がない…等の症状が出てくるはず。

<土ふまず>→立っている時、重心は「土ふまず」にかかるのが本当。偏平足の方は、昔軍隊に入れなかったというほど持久力がない。ヨガの観点からいうと「胃」と関連する所。(溺れた時にここを踏むと水を吐く。)首や腎臓のツボもある大切な所。齢と共に足が弱ったり、足裏の筋肉が落ちると偏平足気味になってくるので要注意。胃が弱っている時、疲れている時はカチカチになる。

 当てはまる状態がある方は、次の動きを実行してみてください。

 

<足の裏、刺激健康法>

1、とにかく足の裏をこする、押す、たたく、もむ。

(1) お風呂で体を洗うついでに刺激する習慣が健康づくりになります。即実行のこと。

(2) 朝、起きた時、手がむくんで握れないとか目の周りが腫れている方は、腎臓の働き(利尿作用)が弱って、水分の代謝が悪くなっている方です。「カカトたたき」で腎臓のツボ『失眠』を刺激しましょう。

(3) 足の裏のツボ『湧泉』を刺激する。字があらわすように、泉が湧いてくるように、体のエネルギーが出てくるツボを刺激する。押したり、こすったりしてもよいが、左図のようなぞうりを履いて歩くと自然に刺激になります。

2、歩き方ひとつ変えるだけで、健康づくりになる。

(1)「カカト」から着地し「土ふまず」を抜けて「親指」で床をけるような歩き方にする。→とっても大切!この歩き方をすることで、親指に力が入ってアキレス腱がのび、自然に姿勢がよくなるはずです。「歩く」ことは運動の基本!ぜひそれを健康法につなげましょう!

 また先回お話ししましたように、足の指を縮めたり開いたりする運動は、足の指や裏の筋肉を鍛え、偏平足を治す効果大!小さなことですが、知っているのと知らないのとでは人生が変わります。ぜひ実行してみてください。

 

≪和子からの一言≫

カズコ・ヨガでは毎回、クラスの初めに涌泉のツボを押すような足裏のツボ刺激と観察から始まります。毎日何となく触る足の裏、でも毎日違ったところが固かったり、痛かったりと日々違います。体調と同じく足裏の変化もとても大切な体の変化。ぜひヨガで大切な要素、「体の声を聞く」習慣をつけてみてください。

 

〜KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるやさしいオールレベルのヨガを行っています〜

 

●日本語によるヨガレッスン・スケジュール●

<午前のクラス>
(火)10:00〜11:00 Balance Acupuncture & Yoga(4338 Main St. Vancouver)
(水)10:15〜11:15 日系センター (6688 Southoaks Cr. Burnaby)
(木)10:00〜11:00 プレゼンテーションハウス (333 Chesterfield, North Vancouver)
(金)10:00〜11:00 キツラノスタジオ (1680 West 6th Ave. Vancouver)

<午後のクラス>
(火)1:30〜2:30スティーブストンコミュニティセンター (4111 Moncton St. Richmond)

プライベートレッスンなどはお気軽にお問合せください。

ヨガ・インストラクター 池側和子
778-891-9917/This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。