2017年6月1日 第22号

 5月に入り、ようやく暖かい日が続くようになってきました。庭に出て庭掃除や畑の準備とたくさん太陽の光を浴びて、外の空気を楽しむと、土や植物は人間に元気を与えてくれ、その力強さそして素晴らしさを感じます。

 4、5月になると各地域でファーマーズマーケットがはじまり、地元農家が採りたての野菜、果物、たまご等を販売してくれると共に、ポップコーン、ジャム、チョコレート、手づくりクラフトや陶器の販売もあり、家族みんなで出かけるもの楽しいですね。

 一日あっという間に時間が過ぎ、夕食の時間になって、はっと何を作ろうと思った時に、見た目もきれいで味もよく、後片づけが楽なメニューがいくつかあると便利です。今回はかわいい鉄のフライパンを使い、そのまま食卓に出せる玉子料理、イタリアンオムレツのフリタータをご紹介します。ブランチやランチにぴったりで、お友達を招いて、サラダとフランスパンで簡単でおしゃれなおもてなしに。ポテトも入ってボリューム満点です。

 最近はカラフルなお鍋やフライパンをキッチン用品店で見かけます。赤、オレンジ、パステルブルー等のかわいいキッチン用品を思い切って新調すると、お料理するのがもっと楽しくなりますよ!

 

材料 4〜6人分(直径25センチのフライパンを使用)
・茹でて5ミリ厚さにスライスしたジャガイモ…… 中2個分
・スライスした玉ねぎ…… 中1/4コ分
・茹でたほうれん草…… 1/2カップ
・プチトマト…… 5個
・玉子…… 5個
・牛乳…… 大さじ2杯
・塩コショウ…… 適量
・オリーブオイル…… 大さじ1
・チーズ(フェタやパルメザンチーズ)…… 50グラム

作り方
① オーブンを375度に余熱開始。
② 鉄のフライパンにオリーブオイル大さじ1を入れ、フライパンが熱くなったら、スライスした玉ねぎを入れ、 しんなりと飴色になるまで、中火でじっくり炒める。
③ 玉ねぎを炒めている間にボールに玉子を割り入れ、牛乳、塩コショウを加えてよく混ぜる。
④ 玉ねぎが炒まったら、塩で味付けし、ジャガイモを加える。この時、玉ねぎとジャガイモが、フライパンにまんべんなくいきわたるようにきっちりと並べる。
⑤ 4の上に2センチ程度に切ったほうれん草とプチトマトをのせ、3の卵液を流し入れる。
⑥ そのまま5分程焼き、フライパンをオーブンに移し、玉子がほぼ固まるまで10分程焼く。
⑦ 玉子の上にチーズを散らして、再びオーブンに戻し、「BROIL」にセットし、チーズが溶けるまで3〜5分焼く。
・ ほうれん草の他にアスパラガスやブロッコリーを使ったり、いろいろなチーズを代用してみてもいいです。
・ ポテトの代わりに余ったパスタをつかってもおいしいです。

 

 

 


鈴木 公子(すずき きみこ):和歌山県出身。ノースバンクーバーを拠点に旬の野菜、地元の食材を使った和食を発信。
母親から本当の家庭料理を学び、ミシュラン一つ星、京都とり料理瀬戸の女将さんから『おもてなしの心』を学ぶ。
Cook Culture及びWell Fed Studioの和食インストラクター。UBC Farmにて和食のワークショップ開催予定。edible Vancouver wine and country にて記事掲載。
www.kimikoskitchen.wordpress.com

 

 

読者の皆様へ

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