2019年4月25日 第17号

 フリーランスライターという仕事柄、日中は誰とも喋らないという日がたまにある。そんな仕事のスタイルが私には向いてないと思い、半年ほど前に、フリーランスの仕事とは別に、ここ数年気になっていた会社で運良くPRとして雇われることになった。

 社長はマイペースで、おもしろい価値観を持った女性だ。それだけに、何かと良い意味で驚かされることが多い。その一つに「ママのスクリーンフリーデー」がある。彼女の場合、社長という立場上、朝から晩まで会社に気をとられることが多いという。週末にたとえ夫や子供たちと一緒に家にいても、携帯やコンピューターが目の前にあると、ふとした瞬間に、仕事のメールを見てしまったりと、自分の気持ちが100%家族と一緒ではない、中途半端な状態にあるらしい。それは家族にも自分にも良くないと思い、結果、平日の夜と週末は、スクリーンフリーにすると決めたらしい。(携帯電話もしっかりとオフになっています!)

 なるほど、それは良いアイデア!巷では、子供のスクリーンタイムがよく話題になる割には、肝心の大人もスクリーンに釘付けであるという事実を、結構、見過ごしているように感じる。そんな私も息子に「ママは、僕たちのスクリーンタイムについてよく言うけど、当の本人はコンピューターや携帯をよく使ってるよね」と言われたばかりである。たとえ仕事だから、用事だからと、コンピューターや携帯を使う言い訳があっても、家族と一緒にいる時にわざわざする必要はないのであって…そう考えると、私こそ、社長同様、自分のスクリーンタイムを見直さなきゃと思ってしまった。

 


■小倉マコ プロフィール
カナダ在住ライター。新聞記者を始め、コミックエッセイ「姑は外国人」(角川書店)で原作も担当。フェイスブックで繋がれたら嬉しいです。エッセイ等のご意見もお気軽に
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