2019年4月25日 第17号

 ブリティッシュ・コロンビア州のいくつかのフェリー航路で、この夏からアルコール飲料が試験的に販売される。

 オンラインメディアが入手した、フェリー会社BCフェリーの内部メモによると、試験運用が行われるのはバンクーバー=ビクトリア航路のスピリット・オブ・ブリティッシュ・コロンビア、スピリット・オブ・バンクーバー、およびコースタル・セレブレーションの3隻。

 アルコール単独での購入はできず、船内のレストラン、パシフィック・ビュッフェで料理をオーダーする際に、2ドリンクまで購入できる。BCフェリーは取材に対し、この内部メモの内容の確認は避けているが、夏から試験的にビールとワインを販売することを社内で協議してきていると、答えている。さらに準備は従業員の訓練や販売についての詳細な内容の情報共有の段階まで来ていることを明らかにしている。

 BC州レストランおよびフードサービス協会のイアン・トステンソン会長は、フェリーでのアルコール販売は、地元産のビールやワインの宣伝にも効果的であるとコメントしている。またヨーロッパでは食事でアルコールを楽しむだけではなく、本格的なバーを備えたフェリーもあることを紹介していた。

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。