2019年3月21日 第12号

 新民主党(NDP)ジャグミード・シング党首が18日、党首として国会に初登院した。カナダの連邦政党で白人以外が党首に就いたのは初めてで、この日、白人以外の党首として国会に登院するというカナダの歴史に第一歩を記した。

 シング党首は2月に実施された補欠選挙で、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バーナビー・サウス選挙区から立候補。敗れれば党首辞任の可能性もあった背水の陣で臨んだ選挙で他を大きく引き離して当選した。

 17日には国会議員としての就任式を終え、2週間の休会が明けた18日、他の議員から拍手で迎えられる中、議会に姿を見せた。これでようやくNDPも選挙に向けての体制が整う。

 同日、早速党首として質問したシング党首は、現在国民が懸念を抱える住宅問題や環境問題、そしてSNCラバランスキャンダル問題についてジャスティン・トルドー首相を追及した。

 

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