2019年2月14日 第7号

 ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバーの公共交通機関を運営するトランスリンクは、スカイトレイン駅でのハトの糞害を軽減するために、これまでに様々な方法を試してきた。

 そして今度は、ハトに与えるエサに野生動物用避妊薬を混ぜ、長期的にハトを減らす方法を試すことにした。

 試験駅として選ばれたのは、ミレニアム線始発駅のVCCクラーク駅。BC州動物虐待防止協会(BCSPCA)の協力を得て、野生動物用避妊薬のオボ・コントロール(OvoControl)を混ぜたエサをハトに食べさせる。エサを地面に撒くことにより、ハト以外の動物がこのエサを食べることはないと、BCSPCAの医師サラ・デュボアさんは説明している。これを1日2回繰り返し、合計で5ミリグラム以上を摂取するとハトは受精卵を生むことができなくなるという。

 避妊薬の効果が表れると、その付近に生息するハトの数が毎年50パーセントほど減少し始める。同様の試みは米国やイタリアでも行われ、その効果が確認されている。避妊薬自体は人体や他の動物に対し有害ではなく、誤って摂取したり薬が雨水に溶けて上水道に紛れ込んだりしても問題はないと、デュボアさんは取材に答えている。

 

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