2018年4月19日 第16号

 ペルーのリマで開催された米州首脳会議に出席していたジャスティン・トルドー首相は、アメリカのマイク・ペンス副大統領と14日に会談し、北米自由貿易条約(NAFTA)の合意が近づいていることを両首脳が示唆した。

 NAFTAは昨年から再交渉が続いているが、先月まではほとんど進展を見せないまま7回の閣僚会議が終了していた。

 しかし今月に入り事態は急転。トルドー首相やクリスティナ・フリーランド外相が合意に近づいていることを示唆すると、合わせたようにドナルド・トランプ大統領も「もうすぐいい知らせができると思う」と笑顔で記者団に語る一幕があった。

 16日にはメキシコのイルデフォンソ・グアハルド経済相が、同日にカナダのフリーランド外相と話し、17日はアメリカのロバート・ライトハイザー通商代表と話して、19日にワシントンで3者会談が実現するか打診したことを明かした。ただ19日に劇的な発表に至ることはないと語っている。

 また17日にはカナダの関係者が19日の3者会談が実現することを明らかにした。

 

 

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