2017年12月7日 第49号

 ノバスコシア州のクリスマスツリー栽培農家によると、今年はクリスマスツリーの注文が好調だという。

 同州ルーネンバーグ地区の農家フレッド・エイドさんの農場では、すでに卸売り用のクリスマスツリーは完売している。特に大口注文は、昨年比約60パーセントの伸びだという。先週は米ニュージャージー州にトラック便を1本出荷したほか、シーズン早々にカリブ海の顧客から8便分の注文が舞い込むなど、出だしから好調だった。

 地元の農家10軒は、大口商談に対応するためにルーネンバーグ・バルサムモミ協同組合を作っている。同組合が2年前に出荷したクリスマスツリーは8千本だったが、今年は12月に入るまでに1万3千本を売り、文字通り完売してしまった。

 注文が増加した分は、ほとんどがアメリカからのものだった。「2〜3年前にアメリカのクリスマスツリー業界は過剰供給に陥り、激しい安売りが行われた。その反動で現在は品薄状態となり、顧客は国境の北側にまでクリスマスツリーを探しにくるようになった」とエイドさん。

 クリスマスツリー用の生木の需要は、この5年間で順調に伸びていると、カナダ・クリスマスツリー農家協会でも説明している。特に今年は伸びが大きく、夏から大口注文が相次いでいたという。またプラスチック製ツリーによる環境への影響を考える人が増えていることも、このトレンドを後押ししているとのこと。

 卸売り用のクリスマスツリーは完売してしまったものの、多くの農家では地元への販売用の生木を別枠で確保しているため、近所の店からクリスマスツリーが姿を消すことはないとエイドさん。しかし、できるだけ早めに購入しておいた方が無難だと、取材に話していた。

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。