2017年11月2日 第44号

 MLS(メジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップスFCは、10月25日、BCプレースで西カンファレンスプレーオフ1回戦を行い、5‐0と快勝。準決勝へと駒を進めた。

 レギュラーシーズンを3位で終えたホワイトキャップスは、1試合限りのプレーオフ1回戦で6位サンノゼ・アースクエイクスと対戦。前半にFWモンテロ(#12)のヘディングゴールで先制すると、後半にはゴールラッシュが待っていた。57分にMFテチェラ(#13)がフリーキックから直接シュート。見事にゴール右隅に決まり2‐0。ここから一気に、64分、78分、80分にゴールを決め大勝で準決勝進出を決めた。

 ホワイトキャップスがプレーオフで勝利したのはこれが初めて。準決勝は2位シアトル・サウンダーズFCとの対戦となった。

 準決勝からはホーム&アウェーで対戦する。まずは29日、BCプレースで第1戦を戦った。サウンダーズは昨季のMLS杯優勝チームで、ホワイトキャップスにとっては永遠のライバルでもある。

 この日は5千席増やして販売したチケットも完売し、2万7837人が声援を送った。熱狂的なサウンダーズファンも多く詰めかけていた。

 試合は序盤から守りを徹底した緊迫した展開。前半は、ホワイトキャップスMFシェイ(#20)が放ったシュートが唯一の得点機会。一方、サウンダーズもほとんど得点好機はなく、ホワイトキャップスDFワストン(#4)のあわやオウンゴールがポストに当たったくらいだった。後半も両チーム得点なく試合は0‐0の引き分け。試合後、ホワイトキャップスのロビンソン監督は、フリーキックがあと4回くらいはあってもおかしくなかったと審判の判断に疑問を投げた。

 第2戦は11月2日シアトルで行われる。この試合に勝利したチームが決勝に進出する。

 

 

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