2017年11月2日 第44号

 バンクーバー市は10月29日、アビュータス・グリーンウェイの利用方法を絵にした市民100人のスケッチを公開した。

 同市は27日から29日までを「アビュータス・グリーンウェイ・デザイン・ジャム」と題して参加者を募り、アビュータス・グリーンウェイの未来図を市民とともに考える機会とした。

 その最終日に公開されたアビュータス・グリーンウェイの未来予想図。公園やコミュニティガーデン、フードトラックなど、それぞれに思いのこもった理想の利用方法が描かれていた。中には、ストリートカーが走る姿もあった。

 このアビュータス通りには以前に使用されていた線路が約8・5キロメートル残されている。線路は6thアベニューとファーストリートから南に延びミルトンストリートまで達している。ここは市が2016年3月にカナディアン・パシフィック・レールウェイから購入した土地の一部。バンクーバー市は以前からストリートカー構想を持っていた。

 市の運輸担当ロン・ラクレア氏は記者会見で「市民が集えるプラザやコミュニティガーデンのような場所を作れるとてもいい機会」と述べ、市民全体のアイデアが反映されるものにしたいと語った。

 市は今回示されたデザインを審査するチームをすでに作り、街づくりに動き出している。最初のドラフトが完成するのは早くても2018年春。現在この通りは、歩行者や自転車で利用されている。

 

 

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