2017年10月5日 第40号

 ジャスティン・トルドー首相が10月10日からアメリカ・ワシントンDC、メキシコ・メキシコシティを訪問することが10月3日、明らかになった。ワシントンDCに2日間滞在し、ドナルド・トランプ大統領と会談、メキシコシティにも2日間滞在し、エンリケ・ペニャニエト大統領と会談する予定。

 現在、交渉が進められている北米自由貿易協定(NAFTA)が主要な理由ではないと政府高官は説明しているが、会談の中で話題にはなるだろうと語っている。ただ、トルドー首相がワシントンを訪問する日から、NAFTA交渉の第4ラウンドがワシントンDCで開始される。

 アメリカとはNAFTA以外にも、製材問題や、最近ではアメリカ政府がアメリカのボーイング社からの苦情を受け、カナダ航空機メーカー、ボンバルディア社Cシリーズ機に220パーセントの関税をかけると決定し、トルドー首相がボーイング社機の購入見直しも辞さない構えを見せた。首相事務所は今回の会談では、国際安全保障や貿易経済関係といった二国間に重要な案件が話し合われると発表している。

 ワシントンDCでは、ビジネス雑誌フォーチュンが主催する女性フォーラムに参加し、講演する予定。

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。