2017年10月5日 第40号

 9月20日、米ニューヨークで開催されたビジネスフォーラムのパネルディスカッションで、ジャスティン・トルドー首相が映画『スターウォーズ』のキャラクター、チュウバッカ柄の靴下をはいて登壇、SF映画ファンの間からユーモアに満ちた賛否両論が巻き起こった。

 トルドー首相は、かねてから『スターウォーズ』の大ファンであることを様々な場面でアピールしてきている。今回このことがメディアに取り上げられると、かつて同映画で主演を務めた俳優マーク・ハミルさんはツイッターで「自分がトルドー首相が好きな理由のひとつだ」と語っていた。さらにハミルさんは、首相がはいているアンダーウェアは、同映画の主人公ルーク・スカイウォーカーがプリントされた子供用パンツだということも知っていると、その商品の画像とともに冗談を続けている。これに対しトルドー首相は22日、残念ながらサイズが合わなかったと、冗談で返している。

 一方、SF映画2大派閥のもう片方、スタートレックのファンなどからは落胆の声が聞かれた。中でも初代テレビシリーズでカーク船長役を務めたカナダの俳優ウィリアム・シャトナーさんは、「トルドー首相、友達だと思っていたのに。チュウバッカの靴下だなんて」と、涙顔の絵文字とともにツイートしている。

 こうしたトルドー首相の振る舞いが、SFファンの間に軋轢を生むのではないかという懸念に対し、首相府はノーコメントと答えている。

 

 

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