2016年12月1日 第49号
連邦政府マリアム・モンセフ民主機構相は11月24日、在外カナダ人にも選挙権を復活させると発表した。現在、カナダ国外に5年以上滞在している場合は、カナダ国籍保有者であっても選挙権を有しない。
今回の変更は、自由党が選挙前から公約に掲げていた選挙制度改革の一環。すでに国会に同相から法案が提出され、通過する見通し。同相は、「有権者が選挙に参加しやすくなるということは、より堅実な民主主義を作っていくこと」と語った。
これで約100万人の在外カナダ人が選挙権を有することになる。
自由党政権は引き続き選挙制度改革を継続していくと語った。現政権は現在の小選挙区制から脱却し、新制度による選挙を次期選挙には実施することを目標としている。