2016年9月15日 第38号
メジャーリーグサッカー(MLS)バンクーバー・ホワイトキャップスFCは10日、アウェーでコロンバス・クルーSCと対戦。プレーオフ進出に向け、もう1試合も負けられない一戦で、先制を許しながらも逆転で勝利し、9試合ぶりの白星で、なんとか踏ん張った。
この日は、前試合で退場処分となったカール・ロビンソン監督が出場停止となったが、選手たちはプレーオフへの望みをつなぐ執念を見せた。
前半11分に先取点を取られたが、13分に相手のオウンゴールで同点。そして後半に入り、74分、MFジェイコブソンが決めて逆転。最後は今季ゴールが決まらず苦しんだFWハタードがダメ押しゴールを決め、3‐1で勝利した。FW工藤は先発。試合開始早々、シュートを放つもゴールはならなかった。
チームは7月13日以来の白星で、9試合ぶりに勝ち点3を獲得。9勝13敗7分で勝ち点34となり、西カンファレンス7位に浮上した。
ただ、プレーオフ進出の境界線となる6位以内に入るには、勝ち点38の6位ポートランド・ティンバーズとの勝ち点差4を縮めなければならない。残りは5試合、まだまだ厳しい状況に置かれていることには変わりはない。
次の試合は17日、シアトルでサウンダーズFCと対戦。今季は現在9位と低迷しているカスケディアライバルのサウンダーズに、まずはアウェーで勝利し、勢いをつけてホーム2試合を戦い、プレーオフ進出に望みをつなぐ。