ジャスティン・トルドー首相は15日、アルバータ州カルガリー市で行われているカウボーイの祭典スタンピードに参加するために訪れていた同地で記者会見を開き、フランス南部ニースで14日(現地時間)に起きたテロに対し、犠牲者に哀悼の意を表するとともに、テロ行為を強く非難した。

 「犠牲者は、2週間前に我々が行ったように、家族と共にフランスの革命記念日を祝っていたところだった」と語り、2週間前のカナダデーと重ね合わせた。7月14日はフランスの革命記念日(パリ祭)。

 イスラム国に関係があるとされる男が、祝日で集まった人々の群れにトラックで突っ込んだ。このテロで少なくとも84人が死亡、200人以上が負傷している。カナダ人は含まれていないと外務省は発表している。

 トルドー首相はフランスの友好同盟国として、ともに国際社会でテロと断固として立ち向かっていくと語った。ラルフ・グッドデール公安相は、この時点でカナダ政府はテロ警戒レベルを引き上げる予定はないと発表した。現在は中レベルとなっている。フランスへの渡航禁止も出されていない。ただ注意は呼びかけている。

 

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