サスカチワン州サスカトゥーン市で1月31日午後、ギネス世界記録に挑戦する雪合戦イベントが行われた。

 会場となった同市ビクトリア公園には、8200人以上の市民が集まった。今までの世界記録は、アメリカ・ワシントン州シアトルで2013年に開催された5834人だったが、それを2300人あまり上回ったことになる。

 ギネス公式登録のためのルールは、参加者全員が少なくとも1分間、雪玉を投げあい雪合戦が続けられることとなっている。この日の雪合戦では、何分間もの間雪玉が晴れ渡った青空を飛び交ったという。

 なお、この大会を発案したのは、サスカトゥーンを本拠地とするプロの雪合戦チーム『チーム・カナダ』。彼らは日本の北海道で今月20・21日に開催される、第28回昭和新山国際雪合戦に参加する予定。ちなみにチーム名からはカナダ代表のような印象を受けるが、あくまでもカナダ国内にいくつも存在するチームのひとつであり、国際雪合戦にはこのほかアルバータ州エドモントンの『スノーバトラーズ』も参加する。こちらは2012年と2013年に、カナダ国内大会で連続優勝しており、そのつど昭和新山国際雪合戦にもカナダを代表して出場していた。なお2014年と2015年は、カナダ雪合戦委員会の予算不足で、国内大会そのものが開催されていなかった。

 一方のサスカトゥーン・チームは2011年に行われた第一回国内大会で優勝し国際雪合戦へ出場資格を得たものの、北海道までの遠征費用約3万5000ドルが工面できず、断念した経緯がある。今回『チーム・カナダ』を名乗り、国際雪合戦に初めて挑戦する。

 

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