<アクセス>
ダウンタウンからは、バラードストリートとウェストジョージアが交わるバス停で250番ホースシューベイ行きのバスに乗り込む。揺られること約30分、 乗り換えることなく1本で着く。ライトハウスパークと書いてある看板が見えるので、容易に見つけられるだろうが不安ならバスの運転手さんに先に伝えておこ う。

<トレール>
スタンレーパークの約5分の1の185エーカーあるという公園内には、数多くのトレールが広がっている。最短ルートでは、約10分程度で、灯台が見られ るスポットまで到着することができるので、散歩気分で楽しむことができる。ただ、帰り道は、上り坂なので、余裕を持って計画を立てたほうがよい。そして、 険しい坂、どろどろの悪い足場、段差の激しい岩場などがたくさんあるので、必ずハイキングシューズやスニーカーを履いていこう。トレールの入り口が駐車場 になっており、そこにトレールマップがおいてあるので、それを持って公園内に入ると便利である。

<ココイコポイント>
ライトハウスパークの最も魅力的なポイントは、木の古さである。大きな木たちが分厚い表皮にこけや植物を張り巡らせ、一本一本誇らしげに立っている。背 の高い木々に囲まれ少し暗くなったトレールを歩き、深呼吸をすると、道を縫う様に立ち並ぶビル、人々や自動車などの喧騒に囲まれたダウンタウンからたった 30分しか離れていない場所にいることをすっかり忘れてしまう。日常のストレスやプレッシャーからするっと逃げ出すことができる。

そして、もう一点忘れてはいけないのが、公園の名前の由来の通り、灯台(ライトハウス)である。公園の真ん中に位置するメインの数本のルートを通ってい くと最後にライトハウスビューポイントに行き着く。夕方暗くなると、ライトハウスに灯りがともるので、海にぽっかり浮かぶ明るい光を眺めるのもよい。言う までもなく、森を抜けて海へ出るハイキングコースを好きではない人は、いないだろう。

バンクーバーで生活していると、日本と勝手が違い、思ったとおりに物事が進まなかったり、意外とストレスを感じることが多くある。人にはそんなとき にオンオフの切り替えが出来、日常から抜け出させてくれる場所が必要である。ライトハウスパークをそんな心の癒し場所として利用してみてはどうだろうか。

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。