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日本代表解団式 「最高のパラリンピックだった」



記者会見後に記念撮影に応じるメダリストたち。
アルペンチームはメダルを持たず出席、会場からブーイングと笑いが起こった。
後方左から、中森団長、クロスカントリー太田、新田主将、
スレッジ中北監督、前方左から、アルペン鈴木、森井、狩野、スレッジ上原、遠藤、永瀬


 第10回冬季パラリンピックバンクーバー大会は21日、閉会式が行われ、10日間の熱戦に幕を閉じた。翌日、バンクーバー市内ではバンクーバーパラリンピック日本代表選手団の解団式が行われた。

 解団式に先立ってメダリストによる記者会見が行われ、選手団中森邦夫団長は「まず、応援してくれた日本、地元の人、ボランティアの人々など選手団を支えてくれた人々にお礼を言いたい」と述べた。前回トリノ大会でのメダル獲得数を超える金3、銀3、銅5、11個のメダルを獲得できたことは「選手たちが100パーセント以上の競技力を発揮し、スタッフが自分たちの役割を十二分に果たしたおかげ」と選手やスタッフを労った。「全員が日本代表として立派に振る舞い、誇りに思う。団長としてこういう機会に恵まれ、いい思いをさせてもらった」と選手、スタッフへ感謝の言葉を述べた。

 クロスカントリースキーで2個の金メダルを獲得した選手団主将の新田佳浩は「主将としてトリノを上回るメダルを獲得できたことは誇りに思っている。このパラリンピックの波をロンドンに伝えたい。パラリンピックという最高の舞台をより多くの人に伝えていくことが自分たちの使命」と語った。

 アイススレッジホッケーの主将・遠藤隆行は「ホッケーの本場カナダでこういう結果が出せたことは、日本の誇りと意地を発信できたと思う。地元、日本の応援もうれしかった」と述べた。アルペンスキー主将・森井大輝は、チームとしてはメダル10個という目標は達成できなかったが「世界最速の力を世界に証明できた。このチームで戦えたことを誇りに思う」と語った。

 解団式は、重圧から解放された選手やスタッフが歓談に華を咲かせ、終始和やかな雰囲気に包まれた。選手だけでなく、選手を支え続けた裏方スタッフへの労いや選手団本部への感謝を表す場面もあり、日本選手団の結束が今回の好成績を生んだことが表されていた。
 「最高のパラリンピックだった」と選手たちが口を揃えたバンクーバーパラリンピック。最後に遠藤隆行旗手から団旗が返還され、その幕を永遠に閉じた。     
 

(取材 三島直美)

この記事掲載は2010年3月25日第13号です