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パラリンピック初出場で3勝!!
課題も見えたチェアカーリング



金メダルに輝いたチームカナダとの一戦。
スキップのジム・アームストロングは試合後日本チームについて
「もっと経験が必要。これから伸びてくるチーム」と語った
(3月15日大会4日目)

  チェアカーリングの予選が18日終了した。日本代表は3勝6敗。予選を通過できず、初出場のパラリンピックが終了した。

 初戦のイタリア戦で初白星を飾ってから、なかなか2勝目が挙げられなかった。4連敗の後、ようやくスイスに延長で競り勝ち。その後やや調子を上げ、最終日1試合目スウェーデンに逆転勝ちした。上位チームに2勝と健闘したが10位に終わった。

 最終試合後、スキップ中島洋治は「終わってみればあっという間でしたね。自分としては50パーセントも出しきれなかった」と振り返った。経験不足、力不足、情報不足を痛感したとも語った。ファーストとして平均ショット率が70パーセントと10チーム中1位だった斉藤あや子も「試合前は出場が決まってワクワクしていたけれども、試合が始まってみると世界は強いと実感した」と同じ思いを口にした。サードを務めた市川勝男も同じだった。

 今後4年後のソチを目指すうえで必要なことは、まずはチェアカーリング人口を増やすこと。国内の競争が激しくなれば日本全体のレベルが上がる。海外試合も、今大会で銀メダルを取った韓国をはじめ、中国も加え国際試合を増やすことを念頭に置いている。そのためには、この競技のシステム自体を今から整備する必要があるとも訴えた。

 最高齢出場の比田井隆は4年後を聞かれると「若い人がいるのでソチに向けてやっていってくれると思う」と答え、自らは「望みはかけているけど、4年後はわからない」と笑った。チーム埼玉から加わった小川亜希は最終日のスウェーデン戦で初勝利を味わい「勝った時は興奮して(斉藤)あや子さんの手を握ってしまった」と笑って、自分のカーリング人生はこれから始まると思うと語った。

 「チェアカーリングは年齢に関係なく楽しめるスポーツ。これまでは競技自体が知られていなかったと思うので、これを機にまず日本国内で広められればと思います」と今大会が日本チェアカーリングの出発点だと中島は語った。


今大会銀メダルを獲得した強敵韓国との一戦
(3月14日大会3日目)


(取材 三島直美)

この記事掲載は2010年3月25日第13号です