
念願のメダル獲得を狙うアイススレッジは15選手とスタッフと大所帯。
この日は終始リラックスしていた
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スレッジホッケー遠藤主将(右前)と中北監督(右後)から記念に選手たちのサイン色紙を受け取った伊藤総領事(中央)と島応援団長(左端) |
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五千羽鶴の前で記念撮影する車いすカーリングの選手たち |
在バンクーバー日本国総領事館主催のパラリンピック日本代表選手団歓迎レセプションが、バンクーバー領事館で9日催された。会場には、バンクーバーが会場となるアイススレッジホッケーと車いすカーリングの選手、スタッフ、それに日本代表選手団団長中森邦男氏など関係者が出席。バンクーバーからは現地経済団体代表や、パラリンピックを支えるボランティアの人々、バンクーバー選手村の村長夫妻も駆け付けた。
主催者の在バンクーバー日本国総領事伊藤秀樹氏があいさつ。「パラリンピックの皆さんの活躍から勇気と感動を与えられることと思います」と冒頭に述べ、「勝負にこだわっていただきたいと同時に、大切なことはこれまで皆さんが蓄えてこられた力を十分に発揮して、競技が終わった時にさわやかにすがすがしい気持ちでいられるということも大事なことだと思います」と激励した。

「前回以上のメダルを」とあいさつする中森団長
続いて中森団長があいさつし、ウィスラー会場のアルペン、クロスカントリースキー、バイアスロン競技の選手たちは、練習などでスケジュールが合わず、出席できなかったことを説明した後、車いすカーリング、アイススレッジホッケーの選手を紹介。「日本選手団は前回以上のメダル獲得、全競技でメダル獲得という大きな目標を掲げております」と述べ、今日は日本食を囲みながら現地の皆さんと楽しく時間を過ごせたらと思っていますと語った。
続いて、今大会のために結成された私設のパラリンピック日本代表応援団の団長を務める島和宏氏が壇上に上がった。SNSを使って現地、パラリンピック選手情報などを発信し、たくさんの応援をいただいて選手の皆さんの後押しをさせていただければと代表団結成の経緯を説明。「みんなが作る応援団をモットーにたくさんの人の力を借りて選手を応援していければと思います」とバンクーバーに限らず、カナダ国内、日本の人々と一緒になって応援していきたいとあいさつした。その後、島氏の乾杯の音頭とともに会は歓談の場へと進んでいった。
和やかなひとときを過ごす
選手村には日本食が用意されていないということで、伊藤総領事が「今回は選手団に大会前に英気を養ってもらいたい」と日本食を振舞った。「6日に選手村入りしてから、そろそろ日本食が食べたくなってくる頃」と中森団長が語ったように、選手、関係者たちは、用意された日本食の数々に舌鼓を打ちながら、出席していた現地の人たちとの歓談や記念撮影など楽しい一時を過ごした。
会場には木曜会、企友会が主体となって「オリンピック、パラリンピックに参加する選手全員を応援する」という趣旨で作られた5000羽の千羽鶴も展示された。この日レセプションに参加した車いすカーリング選手は、去年11月バンクーバーで合宿を行った時に、千羽鶴折りに参加している。選手たちは出来上がった大きな鶴の束に興味を示したり、五千羽鶴の前で記念撮影したりして、現地の人々の静かな声援に勇気をもらっていた。この五千羽鶴はバンクーバー選手村内の日本代表団プラザに展示されることがこの日急きょ決まった。
メダル数目標は前回以上
中森団長はあいさつでも、日本選手団のメダル目標を前回トリノ以上、全競技で獲得と公言した。トリノ大会では、金2、銀5、銅2の合計9個を全てスキー競技で獲得。これを上回るとともに、前回5位だったアイススレッジや今大会初出場となる車いすカーリングでもメダルを狙っている。
「カーリングは初めての参加で緊張するかなと思いますけど、ベテランが多いのでそういう意味では大丈夫なのかと思いますし、他の(競技の)選手たちは、過去のパラリンピックでいい意味でも悪い意味でも経験を積んでいるので、いい状態で大会に臨めるのではないかと、気持ちで負けないでいけると思います」と選手団がいい状態にあると語った。バンクーバーの印象については、最高に近い準備ができていると思うし、運営も非常にいいと感想を述べ、ウィスラーなど大自然に囲まれた会場で、選手たちが活躍してくれることを望んでいると微笑んだ。
日本選手団は大会初日の13日からウィスラー、バンクーバーの全競技で活躍が期待される。
(取材 三島直美)
この記事掲載は2010年3月11日第11号です
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