2月20日21日とウィスラーでリュージュのW杯が開催された。両日共にチケットは完売。3000人の観衆で満たされ、この種のスポーツに対する関心の高さが伺われた。

レースの合間に先住民の“歓迎の歌”や“イーグルの歌”が披露された
ウィスラーのスライディング・センターは16のカーブで構成されている高速コースという評判が定着しつつあるが、そんな評判を裏付けるかのようにいくつかのカーブには固有名詞がつけられていた。スケルトンやボブスレーの競技の時にはなかったものだ。
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コースにはリュージュのマーキング |
例えば最後の16カーブは"THUNDERBIRD"(選手が見えなくても音が先にスライディング・コースを走ってくる。その音はまるで雷みたいだ。また先住民の伝説でもサンダーバードは力や知性、スピリットの象徴)、13カーブは"50/50"(フィフティーフィフティーで転ぶからだとか?)、11から15にぬけるカーブは全体で"GOLDRUSH"。LUEDERという選手がボブスレーでよく転んだから"LUEDER'S LOOP"と名づけられた7カーブなどだ。
この日のアナウンスではこの固有名詞が使われていて、遊び心満載な感じであった。また、コースのマーキングもリュージュ用に変わっているし、ちょっとしたところに楽しい仕掛けがたくさん見受けられた。
日本の選手では20日の女子リュージュに原田窓香選手が登場、17位と健闘した。
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原田窓香選手 |
記者の、ウィスラーのコースについてはどう思いますか?という質問に対して「そんなに言われているほどスピードを感じるコースではないので、氷がきれいだっていうのもあるのですけれど、もう少し力を抜いて滑れればいいかなって」。続いて「課題はまだまだありますが、すごく転びやすいコースだなって思います。ちょっとタイミングがずれたりとか、コースの入り口や出口でちょっと失敗しただけで簡単に転げちゃうので、そこもすこし気をつけないといけないかなあって思います。すごく難しいというより、転びやすいコースだなっていう印象があります。スピードはたぶん出ているのでしょうけど、氷がきれいだから気にならないです」と語った。
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原田選手のスタート |
また、ウィスラーの印象に対しては「トリノはすごく田舎な感じでしたが、ウィスラーは思ったより都会だなって。スキーで有名だって聞いているけれど、私はスキーをやらないので知らなかったのですけれど、綺麗なところだなっていう印象をすごく受けています。私たちも自炊をしているのですけれど、スーパーにいっても日本の食べ物とか一杯あって。なんか楽しいです」と語り、来年に向けては?という質問に対しては「はい、頑張ります」と力強く、かつ明るく語っていた。
女子リュージュの結果は1位から4位までドイツが独占。20日は続いてダブルス(男子)が行われた。日本の選手は残念ながら前日の予選を突破できなかった。結果1位2位がドイツ、3位にオーストリアが入り、"ドイツ強し"を印象づけた。
女子リュージュは1位から4位までドイツが独占 |
男子リュージュは1位と3位にドイツ、2位にイタリアがはいった
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21日の男子リュージュでも日本人選手は本選に出ることができず、上位5位までのうち、2位にイタリアが入っただけで他はすべてドイツ勢に占められ、この種目におけるドイツの強さが際立った大会だった。またオリンピックのテスト大会としても成功裏に終了した。
リュージュダブルス |
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(取材 写真 野口英雄)
この記事掲載は2009年2月19日第8号です。
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