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モーグル日本代表インタビュー 「目標は表彰台独占!!」

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チームで一致団結して。左から、附田選手、伊藤選手、上野選手、上村選手

 

 バンクーバー冬季オリンピック開催1年前となった今季は、オリンピックテスト大会と位置づけられた国際大会がバンクーバーで続々と開催されている。
 そんな中、今週末開催されるフリースタイルスキーワールドカップに向け、モーグル日本代表チームが、ソルトレイクシティから2月1日バンクーバー入りした。
 その翌日、疲れも見せずにインタビューに応じてくれた代表4人、附田雄剛選手(チームリステル)、上村愛子選手(北野建設スキークラブ)、上野修選手(チームリステル)、伊藤みき選手(中京大学スキー競技部)に、ダウンタウンにあるリステルホテルで話を聞いた。

 

各選手、手ごたえのある今シーズン


 今季はこれまで、上村選手が先月カナダのモンガブリエルでのW杯第2戦で優勝、米国ユタ州ディアバレーでの第3戦では、附田選手、伊藤選手が5位入賞という成績を収めている。しかし、この結果以上に選手それぞれ調子がかなりいいと自覚しているようだ。

この日は朝から眠たそうな目の上野選手。みんなからからかわれていた

 

上村選手:(調子は)いいと思います。1回優勝できたんですけど、先週はまあちょっとミスしちゃって成績にはつながってないですけど、滑りはいい状態にあると思うので、全部がはまってくれたらいいなって思ってます。

上野選手:調子はいいと思いますけど。ここ3つくらい失敗が続いているので、今度は頑張りたいと思います。

伊藤選手:調子はいいです。自分の感覚と結果が結び付いてきた感じなので、このままそれをずっとやり続けたいです。
附田選手:すべり的には割と手ごたえがあって、いい方向に向かっていると思います。

ゆっくりとした関西弁で、独特のコメントが印象的な伊藤選手

 

 

 

 

 

 

バンクーバー五輪への思い

上村選手:出場するたびにオリンピックに対しての気持ちが違ってて、18歳の最初はお祭りみたいなものだと思っていたし、2回目はプレッシャーでちょっとしんどいなって。3回目は大きく成長はできたけど、まだちょっと失敗しちゃったかなっていう感じでした。バンクーバーはいろんな経験がいい方向につながって、プレッシャーだったり、いらない考えだったりとかに打ち勝って、満足行く滑りをして幸せだったなって思えるようなオリンピックにしたいですね。

ー悟っている感じですね。
上村選手:そう、そんな感じ。誰にも負けないぞっていう感じでいきたいと思います。
上野選手:前回トリノが最初のオリンピックで、すっごい緊張を味わったんですけど、そういう意味でも難しい試合だと思いますし、だからこそ、絶対勝つ試合をしたいなって思います。オリンピックという大舞台で自分の最高の滑りをしたいです。
伊藤選手:トリノのときには終わった後、金メダル取った人がこのお祭りの中で最高の主人公なんだなって感じたんですよね。終わるまでは、みんなで楽しいなって思ってたんですけど、終わると金メダルの人は最高に幸せ。だから、自分もそうなりたいし、あと1年やれることをやって、もう大丈夫っていう風に臨みたいですね。
附田選手:何回かオリンピックに出て、その度にまあこれがすべてだっていう気持ちが強かったんですけど、今では意外にこれがすべてだっていうのではないのかなって思ってます。オリンピックはすごく大きなもの過ぎるということに気づいた感じです。今は、競い合っている中でベストを尽くしてきたんだなっと思える、出場するしないに関わらず、みんなを応援できるようなそういう形に持って行けたらいいと思うし、そこまでのプロセスを楽しみながらあと1年過ごせたらいいなと思います。


仲のいい男子チーム最年長の附田選手

上村選手は「フィギュア結構好きなんですよ」と大会期間が重なっているのを知って「見た〜い!!」と声を上げた

 

 

個人種目なのに一致団結、チームの雰囲気はとにかく明るい

 チームの雰囲気はとにかく仲が良くて明るい。朝早い時間だったインタビュー中、ずっと笑い声が響いていた。

ーチームの雰囲気は?
上村選手:いいと思います。(ヤンネ)コーチがすごいまとめてくれる人なので、1番になりたいやつ集まれ的な感じで。彼が世界チャンピオンになるために頑張ろうなって言ってくれて、それを目指して目標が一致団結している感じです。

ー遠征先でのリラックス方法は?
上村選手:特別これって言うのはなくて、毎日の中で少しずつリラックスしているんですけど、お風呂にゆっくりつかったりとか、DVD見たりとか。あんまりリラックスのためにこれをやるんだっていうとそっちにパワーを使っちゃって。私なんか最近もう結構年だからと思うところがあるので(笑)、充電する方がいいんですよね。
上野選手:寝るのが…好きなので(一同大爆笑)、休みの日はよく寝るように。映画とか見たいなと思ったんですけど、持ってきてないし…愛子さんに借りて、見てます。
伊藤選手:本読むのがすごい好きです。


ー食べることかなって思ったんですけど。
伊藤選手:食べることは一番好きです(笑)。日本食がおいしいから、バンクーバーはすごい好きです。
附田選手:本を読むようになりましたね。昔は漫画以外読まなかったんですけど。あと、男子チームが仲良くて、割と一緒にいる時間が長いんですよね。ワイワイとなんかやってることが多くて。ふと、1人でブラッと歩きに行ったりすると、リラックスできるかなみたいな(笑)。一緒にいる時間は楽しいんですけど、(上野選手に向かって)気づいたら1週間のうち1週間一緒にワイワイやってるよね。先週の大会中に1人でぷら〜っと出かけたときがあって、「あっ、ずっと一緒にいたなぁ」って(笑)。その辺は結構新鮮でした。


ー現地で日本人の応援を見かけますか
上村選手:そんなにいないんですけど、現地の方、住んでいる方が来てくれたりとか、ガブリエルの時はトロントに住んでる方が3人でモントリオールまで見に来てくださって、リアバレーもソルトレイクに住んでる人が来てくれたりとか、毎回来てくれてますね。


ー今大会の目標を
上村選手:優勝!
上野選手:優勝できるようにがんばります!
伊藤選手:今回はメダルがほしいので、まず自分の一番いい滑りをすることを心がけます。
附田選手:優勝できるように。

 

 モンガブリエルでの、カナダ男子の表彰台独占に話が及んで、「あれはテンションあがるよねぇ」とみんなで声を合わせて、すでに盛り上がっていた。

 日本代表は男子は2位、3位と同時表彰台を経験しているが女子は同時入賞のみ。みんなの目標が達成されれば、同時表彰台も夢ではない。そしたら…「メディアの前で、『来週は俺が一番になるからな〜』とか言ってじゃれあいたいよね」と大きな声で笑っていた。

 お守りのような存在となったヤンネコーチに引っ張られながら、チーム団結して大会に臨むモーグルチーム。『表彰台独占』に挑む!!

 



 

 

(取材 三島直美 / 写真 丸山勧)

この記事掲載は2009年2月5日第6号です

 

 

ワールドカップ競技スケジュール

フリースタイルモーグル
2月7日(土)サイプレスマウンテン
14:00 〜 14:45 女子予選
15:45 〜 17:00 男子予選
18:00 〜 18:25 女子決勝
18:30 〜 18:55 男子決勝


フリースタイルスキー(サイプレスマウンテン)

2月5日(木)
10:15 〜 10:45 女子スキークロス予選
11:00 〜 12:00 男子スキークロス予選
14:30 〜 15:30 女子エアリアル予選
18:00 〜 19:15 男子エアリアル予選

2月6日(金)
13:00 〜 14:15 スキークロス決勝男女
19:50 〜 20:10 女子エアリアル決勝
20:15 〜 20:30 男子エアリアル決勝


ボブスレー・スケルトン(ウィスラースライディングセンター)

2月5日(木)
3:00pm - 5:30pm   女子スケルトン
7:00pm - 9:30pm   男子スケルトン
2月6日(金)
1:00pm - 3:30pm   女子ボブスレー
5:00pm - 7:30pm   2人乗り男子ボブスレー
2月7日(土)
4:00pm - 6:30pm   4人乗り男子ボブスレー