オリンピック日本代表選手のなかで1月25日、一番乗りでバンクーバー入りしたのはスピードスケートのショートトラック出場の選手たちだった。彼らはアボツフォード・レクリエーション・センター・アリーナを練習場として、2月3日まで練習と調整に励んだ。
オリンピック日本代表選手のなかで1月25日、一番乗りでバンクーバー入りしたのはスピードスケートのショートトラック出場の選手たちだった。彼らはアボツフォード・レクリエーション・センター・アリーナを練習場として、2月3日まで練習と調整に励んだ。
地域住民との交流会を終えて
1月31日にはアボツフォードのリーチ・アート・ギャラリーで選手たちは市民との交流会を行った。会場にはチームメンバーを含めて約二百人が集まり、食事や写真撮影などで楽しいひと時を過ごした。
翌日の練習を終えた選手のうち、酒井裕唯(さかい・ゆい)、桜井美馬(さくらい・びば)、藤本貴大(ふじもと・たかひろ)の3人に本紙からインタビューを行った。
酒井選手は交流会の感想を「あんなに多くの人が来てくれると思わなかった」と感激して述べた。また桜井美馬選手も「日本人の多さに驚きました。現地で日本人に会えるのはうれしいです。とても励みになるし、力になります」。どの選手も「外国にいる気がしない」と感じているそうだ。
調子は上々
カナダ入りしてからのコンディションについては「順調です」と藤本選手。アボツフォードでの練習の初めは「氷が硬かった」と酒井選手。競技中は多くの観衆の存在によって氷がもっとやわらかくなるものだと言う。「(だんだん)本番に近い氷の状態になってきて良かった」とほっとした様子である。桜井選手の練習は「フォームが崩れないよう気遣っている」とのこと。韓国人であるキム・サンテ(金善大)コーチとのコミュニケーションも「うまく取れるようになってきた」と話す。キムコーチは「ここでの練習はきつめにやっている。選手村に入ってから微調整を行うつもり」と語った。
オリンピックにかける思い
オリンピック出場二回目となる藤本選手は、前回トリノで競技中に転倒し、周囲の選手に影響があった。そのため今回の大会では「思い描く形を結果に残したい。トリノの借りを返したい」との思いがひときわ強い。「(自分の滑りを通して)情熱や夢や感動、そんな熱いものが伝えられたら」と言葉に力が入った。
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2月1日アボツフォード・レクリエーション・センター での練習風景 |
桜井選手は「4年に一度のことなので思いも大きい」と語り、酒井選手は「プレッシャーを感じずに、いかに自分のレースができるかに集中したい」と語った。
どの選手も質問にはリラックスして丁寧に答えてくれた。練習や交流会を企画、運営するアボツフォード観光局のアリソン・ロングショアさんは語る。「今回、日本とロシアの代表選手のホームステイの手配から日用品、食品の買出しのサポートなど、全面的にお世話をしています。選手の皆さんは当地になじんで練習もうまくいっているようです。サポートチームとして皆さんが本番でベストを尽くせることを祈っています」。ショートトラック選手は、2月4日に選手村に入る予定。皆さんの素晴らしい滑りに期待したい。
(取材協力・写真 今井麻紀、取材 平野香利)
この記事掲載は2010年2月4日第6号です
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