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期待される聖火リレー効果

 

マスコットたち

 12月3日、ダウンタウンにあるフェアモント・ウォーターフロント・ホテルで、聖火リレーの“エキスパート”による講演会が開催された。約140人が集まり、会場は満席と大人気のイベントは、RBC2010レガシーズ・ナウによる講演会シリーズの一環だった。

 11月にバンクーバー五輪組織委員会(VANOC)が発表した概要では、聖火リレーはカナダ国内のみ。それでも世界で二番目に広い国土を誇るカナダ。ギリシャで採火された聖火がビクトリアをスタートして、バンクーバーに戻るまで、距離にして4万5000キロを走る。その間、全国で千を超える自治体、BC州内では266の自治体を訪れることになっている。

 カナダ聖火リレーがBC州の企業やコミュニティにもたらす利益に関して語ったのは、ダイ・ヘンリーさんだ。国際的なイベントのプロデューサーとして20年以上の経験を持つほか、北京五輪での聖火リレーにも関わった。

 自治体などでは、注目度の高い聖火リレーに関連して、さまざまなイベントを開催することができる。利用の仕方によっては、観光をはじめ、土地の産業のPRにもなる、つまり経済効果も見込むことができるという。

 スポーツイベントであることから、運動すること、ヘルシーなライフスタイルの大切さについて市民にプロモーションができる。また、ボランティア活動の促進も可能だ。「シドニー五輪の聖火リレーでボランティア活動に初めて参加したという女性は、その後、積極的に多数の活動にボランティアとして参加するようになったと聞きました」と、ヘンリーさんは例を挙げた。

 さらに、2010レガシーズ・ナウが2005年に用意した、ボランティア活動に関心のある市民と、ボランティアを必要とする組織をつなぐ新しいウェブサイト、VolWeb.caTM (www.volweb.ca)を紹介。2010年の五輪はもちろんのこと、その他、ワールドジュニアホッケーや来年8月にバーナビー市の会場を中心に開催されるWorld Police & Fire Gamesなど多数のイベントでのボランティア募集にも利用される。

 

(取材 西川桂子) 

この記事掲載は2008年12月11日第50号です