競技施設周辺などの交通規制は、各国選手団がカナダ入りする1月中旬から3月1日まで実施される予定で、パラリンピック競技施設周辺は3月の大会終了まで実施される。ただし、選手村周辺など一部の地区は11月1日から始まる。さらに、VANOCは大会期間中のダウンタウン、ウィスラーへの交通量を30パーセント削減したいとしている。しかし、交通量規制をかけることはしないため、削減目標達成は住民の協力にかかっている。
バンクーバーでは、道路の完全閉鎖、オリンピックレーンの設置、歩行者天国、搬送車両規制などが実施される。
道路閉鎖されるのは競技施設周辺。ダウンタウンのBCプレース、カナダ・ホッケー・プレース(GMプレース)周辺のエキスポ、パシフィック・ブルバード、フィギュアスケート会場となるパシフィック・コロシアム周辺のレンフリュー・ストリートの一部などが1月後半から3月1日まで閉鎖される。パラリンピック会場となるUBCサンダーバードアリーナ周辺などは、パラリンピック競技が終わるまでとなる。さらに、ダウンタウン中心街の道路は2月4日から3月1日まで駐車規制が実施される。
選手、スタッフ、メディア、観客などが円滑に移動できるために、2月4日から3月1日までオリンピック専用車線が一部の区間で設けられる。両方向に各一車線、24時間オリンピック専用車両とトランスリンクのバスのみが通行できる専用車線となる。タクシー、宅配業者などの搬送車両、オートバイなども専用車線は使用禁止。違反した場合は罰金が科せられる。ただし、ライオンズゲート・ブリッジ、アイアン・ワーカーズ・メモリアル・ブリッジには専用レーンは設けない。公共交通機関のないサイプレスマウンテンへの移動には、専用バスが用意される。
ダウンタウンではオリンピック期間中の2月12日から28日まで、グランビル・ストリートとロブソン・ストリートに正午から夜12時まで歩行者天国が設けられる。
ウィスラーに向かう交通量を抑えるため、シー・トゥー・スカイ・ハイウェイの途中に2月11日から28日まで午前6時から午後6時の間、チェックポイントが設けられる。場所は、スコーミッシュの北、アリスレイク近く。許可証を所持した車以外は通過できない。ただし、時間外であれば許可証がなくても通過できる。ウィスラーの住民やビジネス関係者には、許可証が事前に配布される。
VANOCサービス・ゲームオペレーション責任者のテリー・ライト氏は、「住民にはダウンタウン、ウィスラーへの交通量を30パーセント減らすことに協力をお願いしたい。ダウンタウン、ウィスラーに行く最良の方法は、公共交通機関を利用すること、もしくは、ピーク時間を避けること。事前に計画して行動してほしい」と協力を呼び掛けた。
また、オリンピック期間中は駐車スペースや荷物の宅配業者などの積み下ろし場所にも規制がかかるため、特にダウンタウンでの関係者は事前の確認が必要とも注意を促した。
(取材 三島直美)
交通規制の詳しい情報は専用ウェブページを参照。www.travelsmart2010.ca
この記事掲載は2009年10月22日第43号です。 |