
聖火を片手に、バスケット用車椅子を巧みに操りビレッジストロールをいく安選手
ウィスラーのこの日の天気予報は前日から続いて雪が降るはずだった。がその予報は見事にはずれ、山の上では遠くまで見渡せるきれいな青空が広がった。
この日の新雪は7cm。新雪は久しぶりなので、多くの人が朝から新雪を滑りにゲレンデに上がっていた。
11時30分に先住民文化センターに聖火が到着し、そこから聖火はブラッコム山のリフトを使ってランデブーレストランの前に到着。多くのスキーヤーやスノーボーダーに囲まれながら遠くまで広がる雪山をバックに聖火のリレーが行われ、聖火はピーク2ピーク・ゴンドラを使ってウィスラー山に移動。そしてウィスラーゴンドラを使ってビレッジまで下りてきた。そこでは聖火を待つ人達で溢れるビレッジをライブコンサートが盛り上げていた。
ビレッジでの聖火ランナーの中にはカナダ観光局から特別に招待された日本人の安直樹選手の姿があった。
安選手は車椅子バスケットのアテネパラリンピック代表、2007年には日本人初となるプロ選手としてイタリア・リーグのPDMトレビゾに移籍し、世界を舞台に活躍中。ウィスラーは初めてとのことだが「街や自然がすごくきれいですね」と語り、前日には人生初となるチェアスキーに挑戦し、周りのインストラクターを「初めてとは思えない」と感嘆させたとの事。これを機会にチェアスキーも極めて、夏も冬もパラリンピックに出場して欲しいと筆者は思った。
さあ、日本人の大活躍しそうなパラリンピックがいよいよ始まる。

人々で溢れかえるビレッジで次々と聖火リレーが行われた
(取材 野口英雄)
この記事掲載は2010年3月11日第11号です
|