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選手の活躍を祈って完成した五千羽鶴を披露

 

除幕を行った(左から)キャッツアンナさん、チャンみらさん、西村有生君の3人

 バンクーバー五輪開幕が6日後に迫った、2月6日、企友会と木曜会が主催して、完成した五千羽鶴の除幕式が、ナショナル日系ヘリテージ・センターで行われた。

グラッドストーン日本語学園の生徒による『It's a small world』
「五輪に参加する選手の皆さんにも、この五千羽鶴に込められた気持ちは届くと思います」と語った伊藤総領事

 五千羽鶴プロジェクトは、五輪にちなんで千羽鶴を五つ、合計約五千羽折り、バンクーバー五輪とパラリンピックに世界中から集まるアスリートを応援しようと行われたものだ。折鶴作りは、バンクーバー公園局と、バンクーバー市内のコミュニティセンターによる『Pulse to the Podium』の一環として、ケリスデールコミュニティセンターをはじめとする『五ヵ所』のコミュニティセンターで、家族向けイベントとして開催。11月から12月にかけて五回、企友会と木曜会の有志メンバーや、その他ボランティアが、参加者に鶴の折り方を教えながら、各回、違う色の鶴を作られた。

木曜会前会長エリザベス・スティーブンさん

 式典は、実行委員の木曜会の前会長、エリザベス・スティーブンさんによる、プロジェクトの説明、グラッドストーン日本語学園生徒による『It's a small world』の合唱に続き、在バンクーバー日本国総領事、伊藤秀樹氏が、「展示場所を提供した日系ヘリテージ・センターの関係者をはじめ、多くの皆様の協力に敬意を表したい」と挨拶。「折鶴に込められた願いにより、オリンピックとパラリンピックが素晴らしい大会になることを願っています」と期待を語った。

「五千羽鶴を折る素晴らしいイベントに参加できなかったのですが、私も何らかの形で応援したいと思いました」という平野弥生さんのパフォーマンス

 除幕はグラッドストーン日本語学園の生徒3人。多数の市民が参加してできあがった五千羽鶴は、高さ約2メートル。五色の折鶴をつなぎとめる中心は地球をイメージした球状で、折鶴作成の際に撮った写真がコラージュしたものだ。

 さらに『YAYOI THEATRE MOVEMENT』を主宰するマイムアーティストの平野弥生さんが、折鶴を作るために使った紙をイメージしたパントマイムを披露。華麗なパフォーマンスは出席者の目を釘付けにした。式を締めくくったのは、NAVコーラスによる五輪の歌とカナダ国歌、オーカナダ。国歌を歌うことを中心に活動を行っているというNAVコーラスの美しい歌声が、ホールに響いた。

 「五千羽鶴」の除幕式は、プロジェクト関係者やNHK、テレビ東京、フジテレビや共同通信をはじめ、日本から五輪取材にバンクーバーを訪れているメディアも多数かけつけた。

 五千羽鶴の実行委員の一人、企友会の猪田雅公会長は、「バンクーバーオリンピックとパラリンピック終了後は、この五千羽鶴プロジェクトが、今後オリンピックが開かれるそれぞれの土地での『恒例』になるといいなと思っています」と語っている。

 除幕式後、五千羽鶴はパラリンピックが終了する3月21日までナショナル日系へリテージセンターで展示される予定だ。 

(取材 西川桂子)

 

この記事掲載は2010年2月11日第7号です