留学情報サービスセンター『あっ!!アブロードカナダ』は2001年にオープンして以来、カナダの留学情報を求める留学希望者、ワーキングホリデー参加者たちに、常に利用者目線での情報と質の高いサービスを提供し続けている。
『無料サービス』のパイオニア
「開設当初は、バンクーバーにあったほとんどの留学センターではサービスは有料が当たり前でした」と当時を振り返る中村鋭司代表。客である利用者に対して、市内電話1件、コピー用紙1枚まで有料とすることに疑問を感じ、「自分が利用してうれしいサービス」を「無料」で提供しようと、開設当時自分に約束した。
以来、ここでは一部サービスを除き、留学相談から、インターネット利用まですべて無料。今も、利用者にとって最も利用しやすい環境は何かを常に考えたサービスの提供を目指している。
サービスの質にもこだわる
無料だからサービスの質は低くて当たり前というのではあまりにもお粗末すぎると中村さんは語る。質の高いサービスを無料で提供するから利用者が繰り返し訪れてくれると確信している。
現在アブロードカナダが提携している学校は200校以上。この中から希望に合った学校を探してアドバイスする。
さらにホームステイ先については、400以上の家庭と契約を結び、利用者の希望にできるだけ近い条件の滞在先を選んでいる。
「学校も、ホームステイ先なども、日本から来る利用者の希望にできるだけ対応しようと努めています。しかし、最も重要なのは、カナダに来る前、日本での説明会でしっかり現実を説明してあげることだと今は実感しています」
中村さんは、日本で留学についての説明会を開いている。ここでしっかりとカナダに留学することの現実について参加者に説明し、納得した上で来加してもらうのが最も有意義に留学生活を過ごせる近道だと確信しているからだ。
「多くの人は、海外留学というと、きれいなネイティブの英語に囲まれて、とっても親切なカナディアンホストファミリーと楽しいカナダライフを送れることを夢見ていますが、現実的にはもっと妥協しなければならないことも多いということを知ってもらいます。こうした説明会の話でたとえ利用者が失望して多少減ったとしても、カナダに来てから有意義な留学生活を送ってもらうためには必要だと思っています」
親しみやすいスタッフが魅力
カナダに到着してからのケアも中村さんを含め、3人のスタッフが親切に応対する。留学センターに相談というよりは、カナダ生活の先輩にアドバイスを受けるといった雰囲気がどうやら魅力のようだ。
利用者たちは、さまざまな相談を持ちかけてくるという。「それはもういろいろですよ。留学だけでなく、健康保険や銀行口座開設、中にはもっと個人的な相談を持ちかけてくる人もいますね」と笑って話す。
利用者にとっては駆け込み寺的存在にもなっている。「結局、どこに聞きに行ったらいいか分からないので、とりあえず「アブロードカナダ」という人も結構いますよ。バンクーバーという見知らぬ土地で不安になった時に、ここを利用してくれるというのは、私たちのやってきたことが、ある意味利用者に認められているからかなと思っています」
これからも変わらぬサービス提供を
これまでも口コミでどんどん利用者を増やしてきた。それだけ、利用者に信頼されているということだろう。
無料サービスということで、悪質な利用の仕方をする利用者も少数派だがいるという。それでも、ここを頼って利用してくれる人のために、これからもこのスタンスは変えずに、これまで通り、無料サービスと質の高い情報を提供していきたいと語った。
(取材 三島直美)
掲載:2008年8月28日 第35号
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