「カナダに来てから洋服買うのが大変」と語る女性が多い。自分に合うサイズや好みのデザイン、服地の質や縫製などを総合するとぴったりとくる服がなかなか見つからないからだ。そんな悩みを解決してくれる日本人オーナーによるブティックがイエール・タウン近くに開店した。『YA・MA・ZA・KI』はオーナーの山崎貴博さんの名から命名された小粋なブティック。
清潔感溢れる白が基調の店内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのがタカさん(通称)手作りのブレスレットやイヤリング。個性的で手頃な値段のこのアクセ、店を訪れた人はつい手にとってしまう。シンプル&エレガントなこれらのジュエリーは、同店のテーマにもなっている。ケースに陳列されたネックレスやブレスレットにはターコイズなどの準貴石があしらわれていて、素材を活かしたデザインが魅力的。壁際に陳列されているユニークなデザインの日本製のバッグによく合いそう。
右側のラックに並んだ服は華やかな夏物に加え、ニュートラルで流行に左右されずに着続けられる秋物が並んでいる。フト手にとったコットン地のパーカーの肌触りの繊細なこと!「地元の方が買っていかれて、何度洗濯しても風合いの変わらない服地に感動していました」とタカさん。日本製の服にはこちらのものにはない良さがあると一度着たことがある人は実感するという。
この店に来て目を引くのが下駄のディスプレイ。『みずとり』は従来の下駄とは一味違った斬新なデザイン、履きやすいフォルムでカナダに住む人にも人気が出てきている。実際、鼻緒に足を通してみると、木の感触が肌によく馴染む。底に加工が施してあるので下駄の歯が減りにくく長く愛用できるのも嬉しい。
「昔は娘さんがお母さんに憧れてお母さんのような格好をしたがりましたが、今は逆なんです。お母さんが娘さんのしているような格好をしたいんだそうです。この店では、母娘の二世代にわたって満足していただける服選びをして頂けます」とタカさん。イエール・タウンまで足を伸ばしても是非、訪れたいブティックだ。
(取材 北風かんな)
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