7月17日、 に近いヘイスティングス通りに日本食レストランがオープンした。
地元の人に愛される日本食を目指した飛松伸治(とびまつのぶはる)さんが開いた店だが、彼は今までにもコマーシャルドライブで「TOBY」、キツラノで「TERIYAKI
BOWL」といった日本食レストランを手がけてきた。
「新しい店を開く構想は一年くらい前からあったのですが、いい物件を見つけるまでに時間がかかりました」と話す飛松さん。ていねいに探したかいあって現在の場所を見つけ、今年夏の開店となった。
日本食レストランというと寿司を中心とした品揃えを想像しがちだが、「どんぶりものの手軽さと、おいしさを多くの人に知ってもらいたかった」という飛松さんの想いから、どんぶりものを多く揃えているのが特徴。
メニューには各種テリヤキ丼のほか天丼、カツ丼、親子丼をはじめ、カツカレー丼やカレーチキン丼、また鉄火丼やちらし丼など食欲をそそるメニューが並ぶ。そして定番のテリヤキチキン丼は4.45ドル、一番高いちらし丼でも9.75ドルと魅力的な価格もうれしい。

うどんとちらし寿司のミニセット。ちらし寿司の味は本物
低価格だからといって、味に妥協するような飛松さんではない。日本にいる時から和食料理人として働いてきた腕前と情熱は、どんな料理にも精一杯込められている。なによりも記者が訪れた平日の夕方、開店とともに30席の店内がほぼ埋まってしまうような客の入りが、そのことを雄弁に語っている。夕食を食べに来たというクリスさんとジョスリンさんは、日本に滞在した経験もあり日本食が大好きとのことだが、「とてもおいしいし気軽に来れるので気に入っています。近所に住んでいますけど、開店以来もう何回も来ていますよ」と店の感想を話してくれた。

人気メニューのひとつ、弁当ボックス。これで$8.95
どんぶりのほか弁当ボックスや、うどんとちらし寿司の両方を楽しめるミニセットなども好評とのこと。この店の味の秘訣は何でしょうかという記者の問いには「いや、特別なことは何もしていません」と飛松さんは一言。「これは従業員にも言い聞かせているのですが、食べる人の気持ちになって、一生懸命ていねいに料理を作る。そしてお客様に喜んで食べてもらう、これにつきるのではないでしょうか」。「開店当初から、近所の人に来ていただいて順調なスタートを切ることができました。ほんとうにいいお客様に恵まれたと感謝しています」と語る。
飛松さんの作る料理の味は昔から変わっていない。「あのコマーシャルドライブのTOBYの味をまた食べたくなったから」と言ってここを訪れる昔からの常連客も多いというのもうなずける。
手軽に、でも確かな日本の味を楽しみにちょっと出かけてみてはいかがだろうか。
(記事中の価格は税別、2006年9月現在のもの)
(取材 平野直樹)
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