
ローカルを応援し続け、ローカルに愛されるウィスラーの老舗 |
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ローカルに定着 ウィスラーにスシをだすレストランは現在8軒ある。オーナーのミッキーさん(本間幹人さん)がスシビレッジをここにオープンしたのは1985年のことだ。バンクーバーの日本食レストランで働いていたミッキーさんはスキーが好きでウィスラーにもよくスキーに来ていた。当時まだ4軒しかなかったレストランで食事をしたがどれもミッキーさんにとって満足のいくものではなかった。「これなら僕らが来てレストランを始めたらまた違ったものが出せるだろう」「ここでスキーができて自分たちが食べていければいいんじゃないか」と仲間3人で始めたという。 有名になったローカルのスキーヤーやスノーボーダーでこのスシビレッジで働いた人はたくさんいる。長野オリンピックのスノーボードで金メダルをとったロス・リバグリアティ。フリーライドスキー界の「ゴッドファーザー」と呼ばれるマイク・ダグラス。日本人ではスノーボードのヨシカワ・ユリもワーキングホリデーの時にスシビレッジで働いていた。また奥の方にはさりげなくビル・ゲーツや倉本聰、三浦雄一郎、丸山茂樹といった各界の著名人の色紙が飾ってある。「なにかイベントをするときにも気持ちよくサポートしてくれる」とスシビレッジを評するローカルも多い。ミッキーさんの人柄を含め、そういったすべてがローカルに愛され続けている所以だろう。 週に最低2回はスタッフ自身がバンクーバーで仕入れ チーフの生駒賢二郎さんは日本では大手リゾート開発系列でシェフをしていた。そして1986年にカナダに移民。トロントやモントリオール、バンクーバーで働いていてミッキーさんと出会う。もともとアウトドア・アクティビティは何でも好きで「リゾートでやってみたい」とウィスラーのスシビレッジへ。 「スシビレッジのシェフは日本で本格的に修行した人ばかり。40年スシを握っているシェフ、フィリピンから移民してきて20年以上スシを握っているシェフなどみんな本当のプロです」。またウィスラーではデリバリーに頼むところが多い中で、週に最低でも2回は直接バンクーバーに行って材料を仕入れている。だから「本格的な懐石料理でもなんでも、前もっていってくれればメニューにのってなくても材料仕入れてつくりますよ」と語る。 ウィスラーローカルはバースデイパーティーやウエルカムパーティーにスシビレッジをよく利用するが、そのときにローカルが好んで使うのが「小部屋」だ。これも初めにミッキーさんがウィスラーに持ち込んだアイディアだ。また〈ダンボ〉と呼ばれる一升瓶の日本酒はそのときに大人気だという。 スシビレッジはゲレンデのまん前にあり、木曜日から日曜日はランチタイムもオープンしているため、ここでランチを食べて滑るにもロケーションとしては最高の場所にある。 オーナーの趣味から生まれたメニューやオリジナルメニュー オーナーのミッキーさんはウインドサーフィンが大好きで、よくハワイにウインドサーフィンをしにいくというが、そのときに見つけたメニューが〈アヒポキ〉と〈タコポキ〉、ツナやタコの刺身にオリジナルのスパイシー・セサミソースでマリネードしたもの。また、マンゴーと海老の天ぷらとうなぎをアボガドで巻いた〈マンゴーキャタピラロール〉はフィリピン出身のシェフのアイディア。「日本人では考えつかない組み合わせだ」とミッキーさんは笑う。サーモンとアボガドの飾り巻きの〈ビューティフルロール〉、海老の天ぷらとアボガド、スキャロップ、サーモン、スパイシーなマヨネーズを大豆のシートで巻いた〈サッスロール〉などオリジナルも多い。〈スパイシー豆腐〉等はローカルの定番だ。 ドリンクではビールやワイン、日本酒、焼酎はもちろんだがオリジナルの〈さけマルガリータ〉が大人気。 (取材 野口英雄) |
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